名古屋市西区枇杷島にある和菓子店、藤見屋さんは1964年創業の老舗です。
伝統的な和菓子だけでなく、新感覚の和菓子も販売されています。

中でも人気なのが、このくずもち田楽。
涼感あふれる夏の名物です。

季節限定なので、毎年、楽しみに販売開始を待つお客さんは多いですよ。
今年も5月3日から販売が始まっています。

東枇杷島駅から徒歩5分

名鉄東枇杷島駅から北東の方向へ徒歩5分ほど。
下町らしさのある住宅地に店舗を構えます。

店舗自体は新しくきれいですが、蔵を思わせる外観が老舗和菓子屋さんらしいです。
駐車場は店舗横にありました。

店内にはわらびもち、かしわもち、大福、麩まんじゅうなどおいしそうな和菓子がたくさん並びます。

人気のブッセ「ほほえみ」をはじめとして、水ようかん、ゼリーなど贈答用にもぴったりな品も豊富。
夏休みに実家へ帰省するときなど、手土産にもよさそうですね。

一升餅の展示もありました。
一歳の誕生日を祝い、重さ一升（約1.8キロ）の餅を子どもに背負わせて、健やかな成長を願う行事です。
わが子に一升餅を用意したときは、どこで買えばいいのか分からず、ネット通販を利用しました。
こういう地元の和菓子屋さんで頼むのもありですね。

季節を感じる！くずもち田楽と水まんじゅう

お目当てのくずもち田楽は入り口からみて左手にありました。
ケースに入っていますので、お店の方に取っていただきます。

和菓子は季節を感じることができるのがいいですよね。
まるで氷を切り出したかのような姿。

水まんじゅうと並んで、つややかで美しい。
見ているだけで涼を感じます。

竹串の緑色が、くずもち田楽の透明感をより際立たせています。
また、黒蜜付きで一本150円（税込）だなんて、お手頃価格も嬉しいです。

水まんじゅうは、イチゴ、抹茶、小豆、ミカンの四種類。
こちらは一個130円（税込）です。
女将さんが「ミカンは今年からせとかに変わったのよ～」とおっしゃっていました。

彩りも美しくて、思わず水まんじゅうも購入しました。

賞味期限は2日とのことです。

くずもち田楽を食べてみた

購入後、もう一度しっかり冷やしてからいただきました。

手に持つとぷるぷると揺れて落ちそうだと思いましたが、しっかり串に密着しているので大丈夫でした。
かむと弾力を感じるのですが、けして固いわけではありません。
今まで食べたことのない、ぷるぷるもっちりの新感覚。

葛切りとはまた違う、不思議な食感です。
思ったより食べ応えがありました。

付属の黒蜜をかけていただきましたが、さらにきな粉を足してもおいしかったですよ。
二本あっという間になくなってしまいました。
もっとたくさん買っておけばよかった！
癖になるおいしさです。

ちなみに半凍りの状態も違った味わいでおすすめだとか。

暑い日にピッタリのひんやり和菓子ですよね。
手土産にしても喜ばれると思います。

気になった方はぜひ足を運んでみてくださいね。