米国でイヌが電池をかじり火事発生 留守番中に絶対に置いてはいけない7つの危険物
イヌやネコに留守番をさせる際、夏場はエアコンの温度設定や水の補給をしっかり行えば安心だと思っていませんか。
今回は、米国オクラホマ州で犬が引き起こした火事についてご紹介します。
なぜ留守番中のイヌが火事を起こしたのか、一緒に見ていきましょう。
イヌが電池をかじって火事
イヌが電池かじって火事、専用ドアから逃げて無事 米オクラホマ州 ロイター(Reuters Japan)
上の動画を見ると、マットレスの上でイヌがくわえて遊んでいたものは、リチウムイオン電池だったそうです。
幸いにも、2匹のイヌとネコは無事に脱出することができました。地元メディアによれば、住民も無事だったとABEMA TIMESは伝えています。
イヌにとって、リチウムイオン電池は飼い主の匂いがついていたため、ついおもちゃとして遊んでしまったのでしょう。
アフガンハウンドを診察室に放したとき
上の動画を見ると飼い主が留守なので、イヌなりに自由に遊んでいたら、たまたま遊ぼうとしたものがリチウムイオン電池だったのです。
筆者が勤務医時代に、動物病院でアフガンハウンドを預かっていたことがあります。数分間、アフガンハウンドを診察室で自由にさせていたところ、後肢で立ち上がり、前肢で薬棚から薬を落としてしまったことがありました。
すぐに発見したので、アフガンハウンドには何もありませんでしたが、大型犬は後肢で立ち上がれば、高い場所にも届くことがあるのです。
ネコが高いところのパンを落としてイヌが食べる
イヌとネコがいる家庭では、連係プレーが発生することもあります。
実際に、イヌがチョコレートのパンを食べて来院したケースがありました。そのとき、飼い主はイヌが届かない高いところにチョコレートのパンを置いていましたが、ネコがそれを床に落とし、イヌが食べてしまったのです。
イヌはネコほど上下の動きが得意ではありませんが、このように連係プレーが起こる可能性があるため、注意が必要です。
留守番をさせるときどうすればいい?
ケージに入れておくことは、ペットを事故から守るための手段であり、閉じ込めているわけではありません。その際、トイレと新鮮な水を用意しておくことが重要です。
チワワなどの小型犬をケージに入れておく場合は、それほど広いスペースは必要ありませんが、大型犬になると、ケージを置くスペースが確保できず、部屋で放し飼いにすることが多くなります。
大型犬は、高い場所にも前肢が届くため、注意が必要です。
イヌやネコを留守番にさせるとき、置いてはいけないもの
仕事でイヌやネコに留守番をさせている人もいると思います。
そんな人は以下のものに注意してください。
仕事でイヌやネコを留守番させている方も多いと思います。その際には、以下の点に注意しましょう。
1、リチウムイオン電池
イヌやネコが誤って噛んだり飲み込んだりしないよう、リチウムイオン電池はペットの手の届かない場所に保管しましょう。
2、コンセント
コンセントカバーをつけて、感電事故を防ぎましょう。
3、コンロのスイッチ
ネコが飛び乗った際に誤って点火しないよう、コンロのスイッチのカバーを取り付けることをお勧めします。
4、冷蔵庫
冷蔵庫の扉が開かないように、ロックを取り付けましょう。赤ちゃんや幼い子どもが勝手に開けられないものがペットにも有効です。
5、薬
飼い主の薬を誤飲すると危険です。ロックのかかる場所に保管しましょう。
6、有害な観葉植物
ポトスなどの一部の植物はペットに有毒です。ペットが届かない場所に移動しましょう。
7、ゴミ箱
食べ物の残りに玉ねぎなどの有害物質が含まれていることがあるため、ロックのかかる蓋を使用するか、ペットが触れられない場所に置きましょう。
まとめ
イヌやネコとずっと一緒にいたいと思っていても、現実には飼い主が働きに出ることが多いです。職場からカメラでイヌやネコの様子を見ている方もいるかもしれませんが、その場にいないため、イヌがリチウムイオン電池をくわえてきてもすぐに取り上げることはできません。
留守番させる際には、温度管理とともに、イヌやネコにとって危険なものがない状態に整えておきましょう。