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【川崎市】コロナ禍を乗り越え迎えたフィナーレ!街の100人を繋ぎさらにその先へ「川崎100人カイギ」

Nakacoローカルウォーカー(川崎市)

街で住む、働く100人を起点に人をつなげる

「100人カイギ」は地域や組織などそのあり方や魅力の発見を目的に、関係する身近な人をゲストとして招待し、ゲストと参加者、参加者と参加者といった「身近な人同士をゆるやかにつなぎ、そして登壇ゲストが100人に達したら解散する」終わりの決まっているコミュニティ活動です。

「川崎100人カイギ」はこの100人カイギの川崎エリア版で、川崎市在住・就業者・活動家など、川崎に関わり、そして川崎エリアを盛り上げる人たちに登壇してもらい交流する「地域交流型イベント」です。

川崎100人カイギ
 公式サイト:https://100ninkaigi.com/area/kawasaki
 公式Facebookページ:https://www.facebook.com/100ninkaigikawasaki/

川崎100人カイギの過去イベントの様子。半年前の2月に開催したVol17-2は「川崎の街や人を繋ぐ人たち」をテーマにオンラインでの開催。
川崎100人カイギの過去イベントの様子。半年前の2月に開催したVol17-2は「川崎の街や人を繋ぐ人たち」をテーマにオンラインでの開催。

【過去イベント 関連記事】Yahoo!JAPAN CREATORS Article
「【川崎市】100人までのカウントダウン開始!川崎の人と人が繋がる交流イベント『川崎100人カイギ』」
 記事リンク:https://creators.yahoo.co.jp/nakaco/0100192375

 2019年の2月に始まったこの川崎100人カイギも「毎回5名のゲスト」を呼び「全20回開催」で2020年の12月には「100人目のゲストが登壇し、解散」の予定でした。しかし、新型コロナ感染症の影響でリアル開催の目途が立たず、紆余曲折がありました。オンラインで開催も取り入れ試行錯誤しながらも2022年9月4日、初回から31カ月の末、登壇者数総数100人目に達する最後の川崎100人カイギが開催されるに至りました。

コロナ禍を乗り越え、最終回はリアルとオンラインのハイブリッド開催

 最終回はコロナ禍で培ったオンライン交流を組み合わせたリアルとオンラインのハイブリッド開催で実施、リアル会場は川崎駅前のJR川崎タワーにある「富士通株式会社『F3rdX(エフサードクロス)Uvance Kawasaki』」にて催されました。

富士通の新しい協創空間「F3rdX Uvance Kawasaki」。様々な人材が集まる坩堝として、富士通が最終回に向けた会場提供と運営に協力。
富士通の新しい協創空間「F3rdX Uvance Kawasaki」。様々な人材が集まる坩堝として、富士通が最終回に向けた会場提供と運営に協力。

 アイスブレイクの時間では自己紹介やこれまでの川崎100人カイギなどの話題に花咲かせました。

現地参加の事前販売チケットは完売。対面でのコミュニケーションに会話も弾む。オンラインでは面識あるが、数年越しに初対面に至ったという参加者らもいた。
現地参加の事前販売チケットは完売。対面でのコミュニケーションに会話も弾む。オンラインでは面識あるが、数年越しに初対面に至ったという参加者らもいた。

「コロナ禍で開催環境の急激な変化が大きな転換点だった。強制的な変化はもちろん大きなストレスだったが、参加者との熱気を大切にする価値観が明確にできたことは、価値あることだった。その成果として川崎独自のオンラインスタイルに繋がったと思う。」

 川崎100人カイギ運営の田口 光さんはコロナ禍を乗り越えたからこそ、リアルとオンラインの同時開催となる最終回をカタチ作ったと話してくれました。

リアルとオンラインを組み合わせての交流も賑わう。オンラインを介してのコミュニケーションはコロナ禍により培った技術であるが、広い土地を有する川崎市をより繋げるために一役買ったという。
リアルとオンラインを組み合わせての交流も賑わう。オンラインを介してのコミュニケーションはコロナ禍により培った技術であるが、広い土地を有する川崎市をより繋げるために一役買ったという。

最終回を飾る5名の登壇者たち

 川崎100人カイギ最終回も錚々たる登壇者らの話が会場を盛り上げました。

最終回の登壇者ら。それぞれの立場・視点で川崎への想いを語る。
最終回の登壇者ら。それぞれの立場・視点で川崎への想いを語る。

 川崎ブレイブサンダース SDGsプロジェクトリーダー 隠岐洋一さんは「バスケットボールを通した地域貢献のあり方や教育への取り組み」について熱く話してくれました。

「『100人カイギ』の存在は聞いたことがあったが、実際に参加してみてその熱量を肌で感じた。最終回にて登壇できたことを光栄に思う。」と参加した感想を述べてくれた。
「『100人カイギ』の存在は聞いたことがあったが、実際に参加してみてその熱量を肌で感じた。最終回にて登壇できたことを光栄に思う。」と参加した感想を述べてくれた。

 一般社団法人 大師ONE博 代表理事の奥貫賢太郎さんからは川崎大師エリアで手掛けている地元住民らと連携した「まちいじりプロジェクト」についての熱い話を聞かせてくれました。

「100人100色の『最幸』へのアプローチに驚嘆した。更なる化学反応が川崎で起こることが待ちきれない。」とここで出来た繋がりの先に期待を寄せていた。
「100人100色の『最幸』へのアプローチに驚嘆した。更なる化学反応が川崎で起こることが待ちきれない。」とここで出来た繋がりの先に期待を寄せていた。

【「まちいじりプロジェクト」関連記事】Yahoo!JAPAN CREATORS Article
「【川崎市】いじっていいまちを創る!大師住民の『やりたい』を叶える1年限りの空間『One Park』」
 記事リンク:https://creators.yahoo.co.jp/nakaco/0100310086

 かわさき市民放送株式会社 代表取締役社長の大西絵満さんは開局25周年を迎える川崎市唯一のコミュニティFM局「かわさきFM」「地域づくりのプラットホーム」としての役割や、「若い世代を巻き込む」新たな挑戦について話してくれました。

「私自身、まだまだ川崎の知らない一面も多い。みなと出会えて学べることがありがたく、今回の登壇や交流も貴重な機会だった。より街や人のことを知り、ワクワクする未来を一緒に考えていきたい。」と語ってくれた。
「私自身、まだまだ川崎の知らない一面も多い。みなと出会えて学べることがありがたく、今回の登壇や交流も貴重な機会だった。より街や人のことを知り、ワクワクする未来を一緒に考えていきたい。」と語ってくれた。

 川崎フロンターレ 管理部シニアマネージャーの谷田部然輝さんは多摩区に新たにできる施設「フロンタウン生田」にてスポーツと地域ができる連携に関して、参加者らにアイデアを募るとともに、その将来構想についても話しくれました。

「元々、人関わることが好きな性格なので、小難しくなく、人とつながれるのは良い取り組みに感じた。また違ったカタチで継続してほしいと思う。」と今回で終了となる本会への名残惜しさを声にした。
「元々、人関わることが好きな性格なので、小難しくなく、人とつながれるのは良い取り組みに感じた。また違ったカタチで継続してほしいと思う。」と今回で終了となる本会への名残惜しさを声にした。

そして栄えある100人目を飾るゲストは「川崎市長」

 川崎100人カイギ、そのラストを飾る登壇者はまさに川崎を代表する存在である川崎市長 福田紀彦さんとなりました。自身の生い立ちから市政によって目指す川崎の未来、そして「社会課題を人がつながることで解決していく、そんな街にしたい」という想いを本カイギでも力強く語り、その「対話」「現場主義」を貫ぬく姿勢を見せてくれました。

「地域の中で繋がろうという人たちが大勢いるということは川崎市にとって本当に宝だと思う。そういった人たちをエンカレッジし、再び世に浮かびあがらせた『川崎100人カイギ』が果たした役割は大きい」

と、川崎100人カイギに対してのコメントもしてくれました。

「点と点が線で繋がり、その線同士が横で組み合わさると突然面白くなる。最近では川崎の至る所でそういった組み合わせが生まれてきていることがすごく嬉しい」とも語ってくれた。
「点と点が線で繋がり、その線同士が横で組み合わさると突然面白くなる。最近では川崎の至る所でそういった組み合わせが生まれてきていることがすごく嬉しい」とも語ってくれた。

 川崎市長 福田さんの登壇をもって、川崎100人カイギの「ゲスト登壇者は100人を達成」しました。

 「最後まで、『お隣さんは何してるの?』の100人カイギが持っている価値を味わえ、共感しあえるフラットな場を感じれる雰囲気が生まれていた。また新たなアクションが生まれそうで、ワクワクする。」川崎100人カイギ運営の川村明啓さんは最終回の登壇者らの話を聞いてのイベントに対する感想を述べてくれました。

『川崎』を愛し、挑戦し続ける100人。そして、「カイギ」はフィナーレへ

「100人カイギのルールは簡単。『ゲストが100名に達したら解散する』」。最終回の登壇者らによって熱くなった会場に川崎100人カイギのこれまでの歩みが語られました。

「多種多様とはまさにこれというぐらい、一人ひとりが、熱く、ステキな想いを持って各々の活動をされていた。そんな想いが、登壇者と参加者、また参加者同士をつなげ、愛の溢れる素晴らしいコミュニティになっていったと思う。」

 最終回の司会進行を務め上げた川崎100人カイギ運営の佐藤伸剛さんはこれまでのイベントを「川崎を盛り上げる100人の歩み」と称し、登壇者らの写真とともに熱を込めて話してくれました。

始まりからコロナ禍、そして試行錯誤の時期を乗り越え、迎えた最終回までの歴史を写真と共に振り返る。川崎を盛り上げる100人たちが登壇したすべての会に対してのエピソードが語られ、会場内の熱気も高まった。
始まりからコロナ禍、そして試行錯誤の時期を乗り越え、迎えた最終回までの歴史を写真と共に振り返る。川崎を盛り上げる100人たちが登壇したすべての会に対してのエピソードが語られ、会場内の熱気も高まった。

これからの川崎100人カイギ

「川崎100人カイギは、ひとまずはこれまでの役目を終える。これからは、生まれたコミュニティをベースに、新たな形を目指して進んでいけたらと思う。『やりたいことを』、『やりたいときに』、『やりたい人たちで』取り組むことで、新たな市民のみなさんとも一緒になって、よりよい川崎となるよう力になれたら嬉しい。」

 川崎100人カイギ運営の小林裕幸さんは「解散後のその先」について期待を覗かせてくれました。

川崎愛溢れる人たちを繋げた先に、さらにひとりひとりがいろんなカタチで繋がりをつくっていく。次第にコミュニティは広がり良い街にしていける。そんな先を想い描く。
川崎愛溢れる人たちを繋げた先に、さらにひとりひとりがいろんなカタチで繋がりをつくっていく。次第にコミュニティは広がり良い街にしていける。そんな先を想い描く。

 川崎100人カイギ運営を務めた武藤 鼓さんは、「川崎100人カイギの運営に関わる前は、川崎に住んでいたものの地域のことや人に無関心でした。本カイギを通じて、はじめてそこに住んでる『人』や『地域の取り組み』に関心を持つことができ、そういった個性豊かな『人』に支えられていると気づいた。」と運営を通して得られた気付きも話してくれました。

そして川崎100人カイギは「解散」。「卒業」を迎える

 2019年2月より始まった川崎100人カイギは登壇者100名、スピンオフ企画を含めて計30回開催、累計参加者1014名となって、イベントの幕が閉じられました。

温かな雰囲気に包まれての「解散」を迎える最終回の登壇者と参加者、運営メンバーたち。
温かな雰囲気に包まれての「解散」を迎える最終回の登壇者と参加者、運営メンバーたち。

「『川崎100人カイギ』は参加者みながとても主体的で、川崎愛にあふれていた。運営という立場だったが、毎回みなの笑顔や繋がっていく熱に元気をもらっていた。私たちだけでは、決して続けることはできず、みなに支えられてきた3年9ヶ月だった。」

 川崎100人カイギ発起人の千葉憲子さんは本会の締めくくりに川崎で100人カイギの発足から最終回までの想いを語ってくれました。

参加者への感謝を笑顔で語る千葉さん。最終回を無事迎えることが出来たのは関わってくれた全ての人のおかげだと感謝を述べ、会場内は拍手に包まれ幕を閉じた。
参加者への感謝を笑顔で語る千葉さん。最終回を無事迎えることが出来たのは関わってくれた全ての人のおかげだと感謝を述べ、会場内は拍手に包まれ幕を閉じた。

「川崎100人カイギ」は最終回を迎え、惜しまれつつも、「ルール上『解散』」となりました。しかし、イベント自体は解散しましたが、ここに集まった人々が散り散りになるわけではありません。登壇者から参加者まで、多彩な人材が「ゆるやかに繋がった」ここからはじまる新たな活動や様々な取り組みを楽しみにしたい。

「川崎100人カイギ」運営メンバーら。カイギは「解散」したが、運営メンバーもなんだか楽しそう。次なるワクワクを期待。
「川崎100人カイギ」運営メンバーら。カイギは「解散」したが、運営メンバーもなんだか楽しそう。次なるワクワクを期待。

川崎100人カイギ
 主催:川崎100人カイギ運営事務局
 公式サイト:https://100ninkaigi.com/area/kawasaki
 公式Facebookページ:https://www.facebook.com/100ninkaigikawasaki/

一部写真提供:川崎100人カイギ運営事務局より
(撮影時のみ一時的にマスクを外して撮影しております)

全国版「100人カイギsummit2022」

 興奮が冷めやらぬ間に、次のイベントを紹介いたします。
 毎年11月に全国の100人カイギが一同に集まる「100人カイギsummit2022」が今年も東京にて開催されます。川崎のように、それぞれの地域に熱い想いを込めたプレゼンに興味ある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。詳しくは100人カイギの公式サイトをチェックしてください。

100人カイギ
 公式サイト:https://100ninkaigi.com/
 Peatix申込サイト:https://eventregist.com/e/FX7fPONYfQdJ

100人カイギsummit2022は11/12開催!
100人カイギsummit2022は11/12開催!

ローカルウォーカー(川崎市)

地域のコミュニティや人との出逢いを大切にする地元散歩人。ふらっと立ち寄った時に出逢う身近な世界のわくわくをピックアップし、様々な観点から"街や人の魅力"を発信します!川崎を中心としてライターやイベントクリエイターとしても活動中。

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