りんごが丸ごと1個入ったバームクーヘンをご存知ですか？もちろん、りんごの名産地・青森では珍しくないようですが、青森の厳選したりんごを丸々1個使ったバームクーヘンは神戸ではレアなのでは。お茶請けにはもちろん、お酒にも合う、カシュカシュのアップルクーヘンをご紹介します。

市場の中の唯一の洋菓子店

「カシュカシュ」は、神戸市営地下鉄「湊川公園駅」、神戸電鉄「湊川」から徒歩すぐというアクセス抜群なお店。
神戸新鮮市場の唯一の洋菓子店という貴重な存在でもあります。
オープンしたのは2003年。当時は職人さんもたくさんいて、生ケーキなども置いていたそうですが、今は店主の波戸岡秀隆さんが作るアップルクーヘンとバームクーヘンが主流で、ゼリーやプリンなども並んでいます。

店はカフェを併設しており、看板商品のアップルクーヘンやバームクーヘンはもちろん、カレーライスやグラタン、サンドイッチ、スバゲティなどの軽食メニューを楽しむことができます。
スパゲティやグラタン、プリンなどのワンプレート「クローバー」や「ウェスタン」が人気です。　　 　　　　　　　

カフェの2階は、1階のレトロポップな雰囲気とは異なり、落ち着いた雰囲気。ランチを食べて食後にバームクーヘンも食べておしゃべりに花を咲かせて…。ついつい長居をしてしまいそうです。

看板商品のアップルクーヘン

こちら看板商品の「アップルクーヘン」です。
ボールのように真ん丸で可愛い～～
実は神戸の老舗の某バームクーヘン屋さんにも、りんご入りバームクーヘンはあるのですが、そちらよりも大きいのも実は自慢。

切ってみると中はこんな感じ。
丸ごと1個のりんごのシロップ漬けを13-14層の生地で包み込んでいます。

大量生産はできないので、専用の機械を使って一つひとつ手作り。
約2センチ角の棒に丸いりんごを差し込んで、巻いていきます。
ほら！バームの上部に四角い穴が開いてるでしょう。
ここに写真の黒い棒を差し込んでいるというわけ。

りんごは、青森県大鰐町（おおわにちょう）のもの。
大鰐でシロップ漬けにしたものを使っています。店主自ら青森の加工場まで足を運び、美味しさはもちろん、その工場の働きぶりに感動して、以来ずっと大鰐から仕入れているそうです。

「甘みと酸味のバランスが絶妙。現場に行っていいプレーを見たから、それから一筋そこから入手しています」と。

年間を通して安定供給できるように、毎年次年度分を予約して使っているそうです。

では、食べてみましょう。
甘酸っぱいりんごは、シャキシャキとした食感がのこり、ふんわりと焼かれた優しい味のバームクーヘンと相性抜群。甘みも控えめでちょうどいい塩梅です。

おいし～～い！

デザートにもイケるし、お酒のつまみにもイケる！
実際、お酒の席に持っていったら大好評で、株が上がった私。

カフェで提供しているのは、8分の1サイズのもの。

食べる前に、少し冷蔵庫に入れてもおいしいくいただけます。

本物のりんごのようにネットで包んで、緑の葉っぱが付いた真っ赤なボックス入りなので、お遣い物にも最適。
こんなのもらったら、テンション上がりますよね。

アップルクーヘンは、お正月やクリスマス、バレンタインやホワイトデーなど、特別な日のための贈り物として人気だそうです。

「よそへ送ったら、そこの人が気に入ってまた頼んでくれることも多くて」と波戸岡さん。そりゃあそうでしょう。本当に美味しいんですもの。

バームクーヘンもおすすめ

もう一つの看板商品、バームクーヘンは、プレーンとチョココーティングの2種類。ホールはプレーンのみです。
カットしているこのサイズは個包装なので便利です。

バームクーヘンもアップルクーヘンも、地方発送に対応しているので、ぜひお問い合わせを。必ずもらった方が笑顔になる贈り物です。