【神戸市中央区】旧臨港線の終着駅だったJR神戸港駅の跡地 みなとのもり公園に駅の足跡を訪ねる
2003年まで貨物線であった臨港線の終着駅の神戸港駅、いまは整備されてみなとのもり公園として開放されています。今は公園となっている跡地にかつての駅舎の名残を探してみました。
公園には神戸港駅ゆかりのものが残されている
神戸港駅跡地は現在は整備されてみなとのもり公園になっています。公園に沿って高架軌道にポートライナーが神戸空港などに向かい走っているところは、駅跡地とのなにか縁のようなものを感じます。
公園には神戸港駅時代に使われていた物が「ゆかりもの」として設置展示されています。当時のものが残されていることで、この場所が駅だったということを伝え続けていくことができるのが価値あることだと感じます。
神戸港駅構内で使われていた時計が残されています。この時計が5時46分を指しているのは、阪神大震災が発生した時間で復興を祈念してこの時刻を刻んでいるとのことです。またここには大阪鉄道管理局の看板も設置されています。
大阪鉄道管理局の看板の反対側には神戸港駅のプレートが設置。さらにこの塔の上には昭和30年代に走っていた蒸気機関車に付いていた鐘がつけられています。またこの鐘を鳴らすこともできます。
神戸港駅は出発地でもあれ終点でもある駅、そこで使われていたエンドレールも公園には残されています。レールはここに鉄道があったことが一番伝わるものとも言えます。
神戸港駅が終着駅となるJR臨港線の跡地の一部は、遊歩道に整備されていて跡地を歩いて楽しむことができる廃線跡です。このみなとのもり公園を起点にJR臨港線の跡地巡りもおすすめです。
みなとのもり公園
神戸市中央区小野浜町
ポートライナー 貿易センター駅 徒歩約4分