【神戸市垂水区】迷い込んでタイムトリップしてしまった気がする。非日常に浸れるレトロな珈琲店
JR垂水駅東口から徒歩5分。
垂水小学校の東側の小路を奥に進むと、物語に出て来そうな風情の珈琲店「九郎右ヱ門(くろえもん)珈琲店」があります。
ドアを開ける前から始まっている物語
道を歩いていると、こぢんまりとした入り口が突如現れます。
レトロな金文字で店名が書かれており、下にメニューが貼ってありました。
珈琲店というだけあって、コーヒーの種類が豊富。
デザートメニューの他に、トーストなどの軽食もあるようです。
ドアへと続く道です。
秘密めいたレンガ路が、奥まで続いています。
不思議な出会いが待っていそう。
昭和レトロな店内
店内に入ると、映画のセットに迷い込んだのか、いやはや、時代をトリップしてしまったのかと思ってしまう世界感が広がっています。
2階へ上がってみました。
「売れない小説家と待ち合わせをするのに調度良いね」
私の妄想に付き合って、連れの友達が頷いてくれました。
「田舎から出て来た女の子が、初めてアイスクリームを食べてビックリするのはここか!」
呆れた顔など見せずに、頷いてくれる友達。
コーヒーとケーキを注文しました
どの一角も素敵なので、どこにしようか目移りしつつ、やっと空いている席につきました。
オーナーさんがやってきて、丁寧にメニューを説明してくれます。
友達が頼んだものがこちら。
とっても美味しそうですよね。
コーヒーカップやケーキ皿もお店にぴったり。
カチャカチャ…。
カップとソーサーの重なる音まで、レトロに聞こえるから不思議です。
私が頼んだものがこちらです。
さっそくいただきます。
抹茶チーズケーキは甘さ控えめ。
頬張った後に、抹茶のほろ苦さがフワッと口に広がります。
あんこが添えてあるので、満足感もしっかりあります。
コーヒーは深味とコクがあり、オーナーさんが説明してくれた通り、私が頼んだケーキとの相性も抜群でした。
物語のような時間を過ごせる珈琲店
忙しい日常を少し忘れてリフレッシュできる、とてもおすすめのお店です。
オーナーさんのお話によると、意外なことに、建物から感じられる古風な印象ほど古い建物では無いそうです。
築おおよそ45年の古民家に、貴重なアンティーク材を使用して、細部にわたって内装のリノベーションをしたのだとか。
お店を彩る家具や調度品は全てオーナーさんのコレクション。
この空間を一から創造できるセンスに驚きます。
「一番好きなことを、このお店に詰め込んでいるんです」
アンティーク好きな方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
タイミングが良ければ、少年のように目を輝かせたオーナーさんから、色んなお話が聞けるかもしれませんよ。
九郎右ヱ門珈琲店
住所:〒655-0893 神戸市垂水区日向2丁目2-7
TEL:078-786-3792
定休日:日曜日・祝日
※月に1、2度臨時休業あり
営業時間:12:30-20:30(L.O.19:00)
駐車場:なし
Instagram:kuroemon.coffee_tarumi.kobe