絶対NG!使いにくいキッチン『やりがちな失敗事例』ビフォー→アフター
片付け・収納の専門家、鈴木久美子です。
私は日々、片付けや収納に悩むお客様のご自宅にご訪問し、収納改善をしています。
たくさんの皆さんが、よくやってしまいがちなキッチンのNG収納事例をご紹介します。
なんでも100均に頼りすぎの収納
最近は100均収納グッズもたくさんあり、キッチン収納に役に立つ100均収納グッズはたくさんありますが、ここは100均に頼らず専用のグッズを使ってほしい、と思う場所があります。
それはコンロ下のフライパン類の収納です。
この画像は、100円ショップの定番のコの字ラックを使っているのですが、高さも幅もスペースをうまく活用できておらず、さらに棚板が重さに耐えられずに、歪んできてしまっています。
グラグラするし、毎日の出し入れが非常にやりにくいとおっしゃっていました。
専用のラックを入れたところ、高さも横幅もしっかりと活用でき、このようにスッキリ使いやすく、改善することができました。
中が見えないゴチャゴチャ収納
キッチン内で最も整えてほしいのは、食品の収納です。
なぜかと言うと、食品には期限があるので、何があるのか管理できなくなると、2度買い、無駄買いが起こり、期限を切らしてしまう原因になります。
期限切れの食品は、資源もお金も無駄にしてしまうので良いことなしです。
さらにお金だけでなく、結局捨ててしまう物のために、大切なキッチンの収納スペースを占めてしまうのは大変もったいないですよね。
上の事例は、食器棚の深い引き出しに食品ストックを入れられているお客様事例ですが、中に何が入っているのかがわからない状態でした。
しっかり全ての物を出して、物の種類ごとに、ざっくりでいいので分類します。
深い引き出しには、高さのあるボックス(ファイルボックス)などを活用し、縦に仕切りを入れて、食品を分類ごとに入れていきます。
この時に、できるだけ物を立てて入れていき、上から見て全ての物が見渡せるようにすることがポイントです。
出しっぱなしが多すぎる
すぐに食べる物だから、すぐに使うモノだからと、あれこれ出しっぱなしが多くなってしまう方も多いです。
暮らしていると、徐々に出しっぱなしの状態が当たり前に見えてきてしまうのですが、かなりゴチャゴチャ見えてしまいますし、キッチンのスペースも狭くなり、調理もしにくくなってしまいます。
出しっぱなしにしておくものは、必要最低限にし、何かボックスなどに収めると良いと思います。
そしてボックスがあふれてこないように適正量をキープしてくださいね。
そこには置いちゃダメ!
お客様のお家にご訪問していると、『そこには絶対置かないで!』と思う場所に、物を置いていらっしゃる人をお見かけします。
基本的に、収納は人の好みだし、正解もない物だと思いますが、そこに置くのはやめて!とはっきり伝えている場所は、換気扇フードの上です。
この事例を以前、Instagramなどでご紹介したところ、『うちの家も普通に置いています』という方と、『絶対にありえない!』と、いう意見に2つに分かれました。
換気扇フードは収納スペースではありません。
キッチンの中で最も油汚れが気になる場所ですし、熱も上がっていきます。
なにより万が一、落下でもした際に、調理していたらかなり危険です!
インテリアとして、フェイクグリーンを置いたり、写真立てを置いている人もいますが、やめたほうがいいと思います。
ちょっとした心がけでキッチンは使いやすくなる!
今回は、私がお客様のご自宅にご訪問した時に、よく目にするNG収納事例を、画像を見ていただきながらご紹介しました。
特別に、何の技術もいらないですし、ちょっとした心がけで、キッチンはスッキリと使いやすく変わるはずですよ!
筆者:鈴木久美子
片付け・収納の専門家としてInstagramやYou Tubeにて、暮らしに役立つ情報を発信中!