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間も無くゴング! 東京五輪ライト級銀メダリストの凱旋試合

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
Mikey Williams/Top Rank

 東京五輪ライト級で銀メダルを獲得したキーショーン・デービスが、今夜、プロ13戦目のリングに上がる。目下、11勝(7KO)1ノーコンテストのデービスの相手は、29勝(19KO)1敗のアルゼンチン人ファイター、グスタヴォ・レモス。10回戦のファイトだ。

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 会場となるのは、デービスの故郷、バージニア州ノーフォークのスコープ・アリーナ。当地で大きなボクシング興行が催されるのは、1994年の10月1日に行われたWBCウエルター級タイトルマッチ、パーネル・ウィティカーvs.バディ・マクガート戦以来である。

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 キーショーン・デービスは、ノーフォークから誕生したウィティカーに次ぐ逸材と注目される。今夜の興行には、デービスの兄、ケルヴィンと弟のケーオンも出場する。現地時間11月6日に行われた記者会見では、ノーフォーク市長のケネス・クーパー・アレクサンダーも出席し、3兄弟を鼓舞した。

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 前日計量を134.2パウンドでパスしたキーショーン・デービスは言う。

 「これは私たち3人にとって、かつ、この街にとっても大きな意味がある。30年間、ノーフォークのボクシングは低迷していたが、我々の手によって、街に活気が戻った。神のお告げさ。だからこそ、ファンに熱狂してもらいたい。そういうファイトをするんだと、兄弟で真剣に取り組んできた。チケットはすでに1万枚売れた。さらに追加販売する予定だよ。

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 自分は、リングで戦うことが好きだ。楽しいし、周りの人たちが喜ぶ姿を見ることもいいよね。予期せぬ内容で圧勝するさ。

 綺麗な試合にはならない。いたるところに血が流れるだろう。レモスの鼻は試合後に曲がっているかもな。でも、私は彼を尊敬している。素晴らしいファイターだよ。私の故郷で戦ってくれることに心から感謝する。ボコボコにしてやるぜ」

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 141.4パウンドだった、グスタヴォ・レモスも話した。

 「特に今回と前回の試合に違いは無いですね。強い相手との試合なので、チャンスを生かしたいです。僕はいつも彼が良い対戦相手であり、素晴らしい試合ができるだろうと言い続けてきました。

 すべての対戦相手を尊敬します。当日の幸運を祈り、ダメージを受けないよう、気をつけろよ!って伝えたいです」

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 さぁ、間もなくゴングだ!

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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