Twitter版クラブハウス「スペース」、一般公開テスト開始か
音声チャット感覚で、フォロワーに気軽にトークを聴かせることができる音声SNS「クラブハウス」(Clubhouse)に続き、Twitterも「スペース」(spaces)という音声トーク機能を盛り込んできました。
1月末からの大フィーバーの後、「クラブハウス疲れ」という言葉も聞くようになってきた昨今ですが、音声SNSはむしろこれからが本番で、苛烈なシェア争いをしていくのではないか。そう感じる流れですよね。
現在はTwitterからの招待制となっている様子。2月24日朝8時の時点では、招待を受けたユーザーのみが声で会話できるスペースを作り、ホストとなることが可能でした。招待を受けてないユーザーも、「全員」「フォローしているアカウント」ルームであれば、発言者(スピーカー)として参加できます。
クラブハウスとの大きな差は、
1.ルームの名前をつけることができない
2.ルーム参加者にDMが送れる
3.Twitterのタイムラインを活用できる
4.字幕を表示可能
5.エモートが豊富
ことでしょうか。
「ルームの名前をつけることができない」は、特定の個人とお喋りしたいという願いはかないますが、話すテーマを先に提示できないというデメリットがあります。
「ルーム参加者にDMが送れる」「Twitterのタイムラインを活用できる」に関しては、みんなに見てほしいサイトのURLや画像をシェアしやすいというメリットになります。
「字幕を表示可能」ですが、これはまだまだ難あり。機能としてはありがたいものの、文字サイズが小さく表示の切り替えが速すぎて読みにくいんですね。
「エモートが豊富」は、挙手だけではなく、100点、グーチョキパー、泣き顔などのバリエーションがあり、エモートを上げた瞬間はアニメーション表示されるので目立ちます。でもエモートがハートマークのアイコンなのに、ハートエモートがないのは謎。
他にもミュートしているスピーカーがわからない、ホスト=モデレーターを増やせないなどなど、細かい差が多々あります。現在はテスト段階でしょうから、今後は利用したユーザーの声をもとにブラッシュアップして、正式サービスとして提供されるのでしょう。
ともあれ、この記事を書きながらスペースでお喋りしていたのですが、「ながら」のコミュニケーションには本当にぴったり。今後の音声SNSの進化と普及が楽しみです。