東京都心で”暑さの日数記録”全更新はあるのか?
暑さの日数記録、夏日のみタイ記録の状態
今年は全国的に記録的に暑い夏、そして記録的に暑い9月となり、暑さの記録がたくさん打ち立てられました。東京都心も然りで、暑さの日数記録が目白押しとなっています。
上図のように、まず35度以上の猛暑日の日数は、ことしが22日で、昨年の16日を大幅に更新しました。また30度以上の真夏日の日数も、ことしは90日で、2010年の71日を大幅に更新しました。
さらに最低気温25度以上の*熱帯夜の日数は57日、平均気温25度以上の日数は95日で、それぞれで2010年の56日と92日を更新しました。(*正確には熱帯夜の記録ではありません。熱帯夜とは朝にかけての最低気温が25度以上のため)
そんな中、1つだけ更新していないもの(塗り替えていないもの)があり、それが最高気温25度以上の夏日の日数記録です。更新していないとはいえ、実は140日で昨年の記録に並んでいる状態です。
きょう24日(火)、東京都心の最高気温は25度以上まで上がる夏日の可能性もありましたが、24.0度止まりで、夏日の日数更新とはなりませんでした。ではこの先、夏日の日数記録を更新する可能性はあるのでしょうか。
夏日の日数記録を更新する可能性も
上図はウェザーマップ発表の東京都心の予想最高気温です。まずあす25日(水)からあさって26日(木)にかけて、24度が予想されていて、少しでも予想が上振れすれば、25度くらいまで上がる可能性があると言えるでしょう。
その後、来週はじめは、ほぼ平年並みの20度程度になりそうですが、来週の後半、11月3日(金)文化の日の頃は、日本海を低気圧が発達しながら進む可能性があり、暖かな南風が吹き込むため、気象条件によっては25度以上の夏日となる可能性も考えられそうです。
ちなみに東京都心で11月に25度以上の夏日となった記録は、過去に13回ありますが、そのほとんどが月初めで、中旬以降に夏日となったのは1975年11月16日25.1度のわずか1回しかありません。夏日の日数記録141日目が出るかどうかは来週末くらいまでの暖かさがポイントになるでしょう。