中国のVRカメラメーカーKandaoから、360度カメラのフラッグシップモデル「QooCam 3 Ultra」が登場しました。

製品版をひと足お先に試用させて頂いてましたので、ファーストインプレッションとしてご紹介します。

外観は昨年発売されたQooCam 3をちょっと大きくした感じで、デザインもほぼ同じ。でも実は中身はガラッと生まれ変わって全くの別物なのです。

ソニー製1/1.7インチセンサーに絞りF1.6という大口径の明るいレンズを採用し、解像度も画質もアップして暗所にも強いのが最大の特長。

2.19インチのタッチスクリーンを搭載し、撮影モードなどの各種操作は従来機種と変わらない操作感で使い勝手は良い感じ。

またIP68防塵防水性能なので、本体のみで最大10メートルまでの水中撮影も可能。microSDカードの他に128GBのストレージを内蔵しているので、本体のみでも記録できます。

静止画

前述の通り静止画の最大記録サイズは96MP(13888×6944)。コンシューマー向け360度カメラとしては他社製品も含め頭一つ抜き出た感じです。

さらに8枚連写して合成することでノイズを軽減して解像感をアップできる「DNG8」モードや、露出ブラケット撮影してHDR処理ができる「AEB」モードといったより高度な撮影も可能。画作りにこだわったプロの現場でも活躍してくれそうです。

動画

360度動画は最大8K@30fpsで、4chの空間音声記録にも対応。VRヘッドセットでの視聴で臨場感もアップするでしょう。

360度まるっと全部撮影して、編集で必要な画角を切り出して使用することもできます。VR動画、通常の横動画、さらにショート用の縦動画なども同じ素材から作れるんです。

もちろん手ブレ補正も強力なので移動しながらでもスムーズな撮影ができました。

360度ではなく片側のレンズだけを切り替えてアクションカメラとしても使えるシングルレンズモードも搭載されています。

これなら遊びにもガチの仕事にも、静止画も動画も色々と使えそうです♪

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