2024年2月6日に発売された「琴平荘　中華そば塩味」320円（税込）。ファミリーマート限定で発売された同商品ですが、今回も製造元は東洋水産。

山形県鶴岡市のラーメン名店といえば「琴平荘」といわれるほどメディアにも多く紹介されているラーメン店ですが、これまでにも数多くの監修商品を世に生み出しています。かん水を極力控えた麺と鶏ガラ出汁を生かしたラーメンの魅力的を、インスタント麺で再現してきたメーカーはすべて東洋水産になります。今回も東洋水産が再現しているとあって、味に期待が持てます。どんな味だったのか詳しく紹介。

スープにはチキンエキス・たんぱく加水分解物・食塩・鶏脂・植物油・魚介エキス・豚脂・砂糖・魚醤・酵母エキス・野菜エキス・香辛料・粉末さばぶし・粉末焼きあごが使用されています。

今回のラーメン公式HPによると「チキンとポークエキスをベースに焼あごなどの魚介の旨みが特徴のスープです。」とのこと。スープのベースは塩味です。

1食（114g）当たり349kcal。たんぱく質11.5g・脂質7.8g・炭水化物59.7g・食塩相当量6.8g（めん・かやく2.1g・スープ4.7g）。

カップの中には液体スープ・かやくが入っています。

湯戻し時間は5分です。

澄みわたったようなスープが目を引きます。

鶏と焼きあごの旨みが効いていて非常に美味しいスープです。特に鶏脂がいい味を出していて、スープの旨みに奥深さをもたらしています。カップ麺の塩味は化学調味料味が強くなりがちですが、こちらのスープはそんなことなく、お店のスープのような味わいでクオリティが高め。

麺はマルちゃん正麺のようなリアルな細麺です。つるっとしたのどごしなどはそれほどなく、シコシコ食べるタイプの麺になります。低加水麺らしい味わいです。お店と比べると、コシやのどごしは劣りますが、十分おいしい麺だと思いました。

具材のチャーシューはよく見かける乾燥チャーシュー。鶏系のスープとねぎは相性がよくおいしいです。そのほかにはメンマとごまが入っていますが、さほど強調もしていないため、おまけ程度とみていいでしょう。

スープと麺が非常にクオリティが高く、おいしいカップ麺でした。税込320円は高いですが、高級カップ麺としては一般価格の商品ともいえます。ごちそうさまでした。