前オリックスの左腕がナックルボーラーに転向してMLB復帰をめざす
昨シーズンはオリックス・バファローズで投げたフィル・コークが、ナックルボーラーに転向してメジャーリーグ復帰をめざすという。SBネイションのクリス・コッティーロが、ツイッターで報じた。
コークは35歳。メジャーリーグでは、速球(4シーム、2シーム、カッター)、スライダー(カーブに分類されることもある)、チェンジアップを持ち球としていた。けれども、日本ではナックルボールを投げたこともあり、まったくゼロから始めるわけではないようだ。
ただ、1年前に「ナックルボーラーに転向してカムバックをめざすのは大家友和だけじゃない。元クローザーや元横浜の一塁手も」で紹介した4人、大家友和、ブライアン・ウィルソン、J.D.マーティン、ダン・ジョンソンのカムバックは、まだ可能性が消えていない者もいるものの、実現はしていない。
もし、コークがメジャーリーグに復帰すれば、今日では数少ないナックルボーラーのなかでも、さらに稀少な存在となる。左腕のナックルボーラーは、2000年にオークランド・アスレティックスで10登板したリッチ・ソバーが最後だと思われる。ちなみに、昨年の記事で取り上げた投手は、いずれも右腕だ。
コークがナックルボーラーとしてのキャリアをスタートさせる球団は、アリゾナ・ダイヤモンドバックスがいいかもしれない。傘下のケインカウンティ・クーガーズ(A)では、ソバーが投手コーチを務めている。