【国立市】“矢川プラス”でまちの元気と未来をつくる!多世代の活動・交流拠点が誕生
この4月に、JR南武線矢川駅から徒歩4分ほどの場所に、「くにたち未来共創拠点 矢川プラス」がオープンしました。館内には、矢川児童館が併設され、乳幼児向けの専用スペース“ここすきひろば”とともに、“とおり土間”や“みんなのホール”、多目的ホールやスタジオなど多世代が集い、活用できる施設になっています。
管理運営は保育・教育の専門家である汐見稔幸先生が理事長を務める社会福祉法人くにたち子どもの夢・未来事業団です。矢川プラスが「まちなかのおおきな家と庭」のような存在になってほしいとの期待通り、プレオープン含めオープンから5日ほどで、のべ1万人が訪れたとのことで、市民からの期待の大きさがうかがえます。
エントランスを入ると、吹き抜けの“とおり土間”。広く明るい開放的な空間です。この先の“みんなのホール”までつながっていて、ベンチやソファ、カフェテーブルもあり多様な用途に使えます。
室内からエントランスを振り返ると、可動式の大扉と巨大ネットに圧倒されます。大扉を全開にすると、外とつながったオープンな空間になります。2階の“こども縁側”にある巨大ネット遊具は子どもたちに大人気です。
“とおり土間”の奥の“みんなのホール”は、まさに“おおきな家”の大きなリビングダイニングといった雰囲気。親子でおやつを食べたり、散歩の途中に休憩したりと気兼ねなくゆっくり過ごせる場所です。
木の切り株のテーブルや無垢材のベンチなど、家具の素材にもこだわりが感じられます。
矢川児童館の奥には卓球台もあり、元気に体を動かすこともできます。雨の日でも思いっきり体を動かして、飽きずに楽しく過ごせそうです。
読書に集中できるベンチのある図書コーナー。コミックも含め中高生向けの書籍が充実の本棚は、視察に来た大人も興味津々でのぞいてしまいます。
図書コーナーの他に自由な創作活動の場「アトリエ」もあり、ひとりで宿題したり、みんなでゲームを楽しんだりと様々に活用できるスペースが揃っています。どんな子どもにも居心地よく、活用しやすい居場所だと感じました。
こちらはレンタルできる多目的ルーム。趣味のサークルや、地域の催し、勉強会や講演会、ワークショップなど多様に活用できる有料スペース(18歳未満の団体は無料)です。
この日は使用されていなかったので、“みんなのあそびコーナー”になっていました。オセロや将棋など大人と子どもの対戦も楽しめますね。
他にレンタルで使用できるスペースとして“スタジオ”があります。楽器の演奏やダンスの練習にも使用でき、18歳までの子どもは無料で借りることができます。また、“みんなのホール”や屋外の“みんなのひろば”もイベントなどに利用できます。料金等詳しくは公式ホームページで確認を。
子ども服のリサイクルコーナーもありました。あっという間に成長してしまい着られなくなった子どもの服をリサイクルできるのは、子育てママたちにとってはありがたいシステムです。
2階の吹き抜けのまわりにぐるりと設置された“スタディコーナー”。夕方からは中高生が勉強に取り組んでいる姿が見られます。夜10時まで使用でき、電源もあるのでPCも使用できます。もちろん大人も仕事や学び、読書の場として活用できます。
2階には、0歳から幼児まで親子で安心して遊ぶことができる“ここすきひろば”と、“こどもラボ”(国立市幼児教育センター)があります。
子どもたちそれぞれが“探究キット”を自分で選んでチャレンジすることができます。
日本地図パズルに挑戦したり、フェルトの食材でお弁当を作ったり。遊びながら学べるキットが充実しています。
“こども縁側”にある巨大ネット遊具は、近くで見るとなかなかの迫力の室内アスレチック施設です。子どもたちに大人気ですが、細田館長の「子どもたち自身でルールを考えてほしい」との思いから、「注意書き」などの貼り紙はありません。体を動かして遊ぶだけでなく、マナーを考え、学ぶ場にもなっているんですね。
屋外では、テラスから隣接する“みんなのひろば”を眺めながらくつろげます。広場にはステージもあり、地元の“矢川まつり”の会場にもなるそうです。
矢川プラスの施設運営の合言葉は「つどう、つながる、つくりだす」。
ここにどんな人が集って、どうつながって、いったいどんな未来が作りだされるのか、とても楽しみになりました。
オープンからイベントも多数開催されています。あなたもまずは矢川プラスに集って、自分の人生に楽しみをプラスしてみませんか?
くにたち未来共創拠点 矢川プラス
住所:国立市富士見台4-17-65
アクセス:JR南武線矢川駅より徒歩4分
TEL:042-505-6226
開館時間:9:00~22:00 ※開業時間は各施設による
(原則、小学生は18:00まで、中高生は20:00までの利用)
休館日:毎月第1・第3木曜日、年末年始
矢川プラスHP
Twitter@yagawaplus