【川崎市】市がホームレス数の実態を発表|2番目に多い行政区は再開発が進むエリア
川崎市は、市内におけるホームレスの概数調査の結果を発表しました。結果を見ると、令和2年(214人)と比べて令和6年(120人)では94名もホームレスの方々の人数が減っていることがわかります。
また、各区別の人数は川崎区が70名、中原区が27名となっており、この2つの行政区が他区より群を抜いて多い結果となっています。
最近では、川崎駅前で若者がホームレスの方々への炊き出しを行っているなど、ホームレス支援への関心も高まり、積極的な支援が増えてきている印象です。
今後は、単純な数字を追うだけでなく、ホームレスの方々の実情を把握しながら社会復帰の支援をしていくような市の取り組みが求められます。
調査目的
「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」「ホームレスの自立の支援等に関する基本方針」に基づき実施される施策の効果を把握すること。
※毎年1回、国が都道府県に調査を委託し、市町村が実施
調査対象
特措法第2条に規定する「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」
調査方法、本市における調査実施日
巡回による目視調査
令和6年1月10日(水)、1月11日(木)実施
調査結果
○市内のホームレス概数
合計:120人(132人/▲12人) 前回の調査から約9.0%減少
平成15年の1,038人をピークに平成21年から15年連続で減少しています。
○性別
男性:116人(127人/▲11人)、女性:4人(5人/▲1人)
不明:0人(0人/0人)
○場所別
河川:30人(38人/▲8人)
公園:30人(28人/+2人)
道路:28人(24人/+4人)
駅舎:8人(10人/▲2人)
その他施設(公共施設、駅前広場等):24人(32人/▲8人)
○区別
川崎区:70人(74人/▲4人)、中原区:27人(31人/▲4人)、
幸区:8人(10人/▲2人)、高津区:8人(10人/▲2人)
多摩区:6人(6人/+-0人)、麻生区:1人(1人/+-0)
宮前区:0人(0人/0人)
※( )内は前回の調査(令和5年1月実施)時の概数及び増減