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不機嫌で子どもを支配していない?これって毒親?避けるべき5つの言動と改善方法について解説!

もあ指導しないゆる保健師

子どもに対してイライラした時に、にらみつけたりドアを音を立てて閉めたりしてしまいます。
子どもは年長です。
こうすると子どもがいうことをきくのです。
でも、こんなことをしている自分は毒親ではないかと心配になります。
おびえた子どもの顔をみてとても後悔します。
子どもを怒鳴ったり叩いたりしているわけではありません。
それでも毒親でしょうか?

質問いただきありがとうございます。

毎日の育児で、大変なこともある中頑張っていることと思います。

急いでいるときや出先など、余裕がなくなってしまうときに子どもに対してこういった対応をしてしまうという悩みはよくききます。

今回は避けた方がよい言動と改善策について解説していきます。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

毒親になりたくない!と思ったら避けるべき5つの言動

毒親とは、1989年にスーザン・フォワード(Susan Forward)が作った言葉です。

子どもにとって悪影響を及ぼす親を指し、子どもの人生をコントロールしたり、傷つけたりする親を指します。

子どもに健やかに育ってほしいと願うなら、以下の5つの言動は避けましょう。

1:子どもが話しかけても無視する
2:ムダに大きな物音をたてる
3:子どもに聞こえるようにため息をはく
4:頻繁に愚痴や嫌味を言う
5:気分で怒る

それぞれ詳しく解説していきます。

1:子どもが話しかけても無視する

無視は、子どもに対する明確な嫌いのメッセージです。

子どもにとって、大好きなおかあさんやおとうさんに無視されるのはとてもつらいことです。

・子どもの言動に腹が立ち、口をひらいたらひどいことを言ってしまいそう

・イライラしていて、会話をしたくない

そんな気持ちがあったとしても、無視はおすすめしません。

・今ちょっと疲れてるから、あっちの部屋に行くね

・トイレに行ってくるね

・また後で話そう。しばらく余裕がないから黙っておくね

など、一声かけてからその場を離れる、もしくは黙ることを宣言するのをおすすめします。

こうすることで、少なくとも親が子どもを無視しているという状況を防げるでしょう。

2:ムダに大きな物音をたてる

モノにあたったり、大きな物音をたてるのも子どもにとっては大きなストレスです。

こういった動作で不機嫌を表現すると、子どもは自分が不機嫌な時にそれをマネするようになります。

また、常に大人の顔色をうかがい、他人に気をつかいすぎて消耗する恐れもあります。

モノにあたりそうになったら深呼吸して、頭の中で6秒数えましょう。

深呼吸によって興奮を鎮め、頭の中で6秒数えるという動作で人間らしさをつかさどる大脳皮質を活性化することで、怒りをコントロールできます。

3:子どもに聞こえるようにため息をはく

家族や職場の同僚が、やたらとため息をついていたらどんな気持ちになるでしょうか?

きっと不快な気持ちになるのではと考えます。

少なくともいい気持ちはしませんよね。

ため息をつくという行動自体は、自律神経を整える作用もあるため一概に否定しません。

しかし、子どもの前でわざとため息をつくというのは、不満や不快を非言語的メッセージとして送る行為です。

ため息をつきたくなったら、その場をはなれてひとりでつくもしくは静かに深呼吸しましょう。

4:頻繁に愚痴や嫌味を言う

子どもに対して愚痴や嫌味を言うと、子どもは委縮してしまいます。

子どもに対する愚痴や嫌味ではなく、配偶者や他の家族への不満をきかせることも避けましょう。

パートナーの愚痴や嫌味を子どもにきかせることで、子どもの人間関係を狭めたり、愚痴を聞かされた人と同世代の人との人間関係構築に悪影響を及ぼす場合があります。

対応策としては、愚痴や嫌味を口にしそうになったらノートやチラシの裏などに書き出すことです。

書き出すことで、イヤな気持ちを自分の中から追い出し、スッキリする効果が得られるでしょう。

5:気分で怒る

子どもが何かをしたときに、親の機嫌で怒る行為もおすすめしません。

子どもを叱るときは、自分の機嫌ではなく状況や内容によって一貫した基準をもっておくとよいでしょう。

基本的に、未就学児を叱る場面は以下の3つです。

・倫理的に許されない言動
・社会のルールに反すること
・危険な時

それ以外の場面は、強く叱るのではなく言い聞かせる、注意する程度にしておきましょう。

そうすることで、子どもは本当にやってはいけないことを認識できます。

まとめ

親も人間なので、全ての言動を一度にかえる、ということは難しいでしょう。

もし、「今の言動はまずかったかな?」と思ったときには、子どもに対して謝る勇気も必要です。

・今のお母さんの言い方はよくなかったね。ごめんね
・さっき、お父さん気持ちに余裕がなくてちょっと扉を強くしめてしまったな。あれはよくなかったよな、ごめん。

こういった形で自分のよくなかった言動に対してのみ謝罪をすることは、子どもをひとりの人間として尊重した行動です。

謝ったら親としての威厳が…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、子どもへ誠実に向き合う姿勢をみせるのは信頼構築のために重要なことです。

また、大人でも失敗することがある、好ましくない対応をしたときに謝るという見本を見せることができます。

まずは少しずつでも意識するところからはじめてみましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

指導しないゆる保健師

子どもの笑顔が増える楽メンタル☆.*子どもの理性を育てて、穏やかで充実した子育てライフを送ろう!脳科学×心理学、たくさんの家族と関わってきた経験をもとに子育てに役立つアレコレを発信していきます♪毎週金曜日21時30分更新(不定期更新あり)保健師&ライターとして活動中です(^-^)

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