知らずにやっていない?子どものやる気を奪う誉め言葉
親として子どもの成長を見守る中で、誉め言葉は重要な役割を果たします。
しかし、意図せずに子どものやる気を奪ってしまうような誉め言葉を使ってしまっているかもしれません。
そこで、今回はどのような誉め言葉が子どものやる気を奪うのか、その具体例や背景、さらにやる気を高めるポジティブな言葉かけについて詳しく解説します。
子どものやる気に影響する言葉の力
言葉の力は、子どものやる気や成長に大きな影響を与えます。
結果だけを褒めるのではなく、努力やプロセスを評価し、具体的で現実的な誉め言葉を使うことが大切です。
しかし、実際には意図せずに子どものやる気を奪う褒め言葉を使ってしまうこともあります。
例えば、「よくできたね」「100点すごいね」など、結果だけを褒める言葉は一見ポジティブに思えますが、実は逆効果になることがあります。
結果だけを重視すると、子どもは失敗を恐れるようになり、新しい挑戦を避ける傾向が強まるでしょう。
具体的には?子どものやる気を奪う3つの褒め方
子どもが何かを成し遂げたとき、親としては喜びとともに称賛の言葉をかけたくなるでしょう。
しかし、褒め方によっては子どものやる気を奪ってしまうことがあります。
子どものやる気を奪う3つの褒め方を避けるようにぜひ意識してみてください。
1:過度に持ち上げる褒め言葉
「君は天才だね」「何でもできるね」というような、過度に持ち上げる誉め言葉も注意が必要です。
このような言葉は一時的に自信を与えるかもしれませんが、現実的ではない期待を抱かせることになります。
2:具体性に欠ける褒め言葉
「すごいね」「いいね」などの定型的な誉め言葉は具体性に欠けるため、子どもにとってあまり意味を持ちません。
具体的な努力や行動に対する評価がないために何が良かったのか、次に何を頑張ればよいのかが分からなくなります。
3:他者との比較を含む褒め言葉
「◯◯ちゃんよりも上手だね」
「あの子よりも早いね」
といった、他者との比較を含む誉め言葉は、競争心を煽る一方で、子どもの自己価値感を他人との比較に依存させる原因になります。
ちなみに、
「昨日よりも字が上達しているね」
「去年の今頃と比べてこんなことができるようになったね!成長したなあ」
など、過去の子ども自身と比較して成長を認める発言はとてもよいです。
子どものやる気を高めるポジティブな言葉かけとは
子どもの成長を見守る中で適切な言葉をかけることは、子どもに自信を与え、挑戦する意欲を高めます。
子どもの努力を評価することは、内発的なモチベーションを高める上で効果的です。
具体的にどのように努力したかを認めることで、子どもは自分の頑張りが報われたと感じるでしょう。
また、結果ではなく過程を重視する言葉かけも、子どもが失敗を恐れずに新しいことに挑戦する姿勢を育てます。
どのように取り組んだかを褒めることで、プロセスの大切さを伝えることができるでしょう。
こうした具体的な行動や成果を認める言葉は、子どもにとって分かりやすく、自分が何をしたのかを明確に理解する助けになります。
まとめ
これまで不適切な褒め方をしていたかも…と思ったとしても、これからの褒め方を変えていけば大丈夫でしょう。
適切な誉め言葉を選ぶことで、子どものやる気を引き出し、前向きな成長をサポートしていきましょう。
ぜひ、今日から実践をしてみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。