細く見えるように体ぴったりに服を作ると着られない服が出来上がるのには訳がある!
お教室でお洋服を作る際に
「細く見せたいのでできるだけぴったりに作りたい」
と希望される方がいらっしゃいます。
実は体ぴったりに作ると着られない服が出来上がるって知ってましたか?
人間の体って、曲げると筋肉が膨らんだりするというのは何となく知っていますよね?
ぴったりに作ると、動かなければいいですが、ちょっと屈んだり、腕をあげたりするだけで生地が体に食い込んで動けなくなったりするんです!!
また、動くとき膨らむだけでなく体をねじったりしますよね。
人間の皮膚は伸びますが、織物の生地は伸びなかったりするので、体のねじれの運動量に生地がついていかないので着心地の悪い服になるんです。
でも生地が伸びなくても服と体の間に余裕があれば腕もあげられるし、屈んでもボタンが飛ぶということもありません。
どれくらいのサイズで作ったらいいの?
ズボンやスカートの場合
スカートやズボンは実際のウエストサイズより3~5cm大きいく出来上がるように作るといいと思います。
夏場などベルトの中に肌着や服のすそを入れない場合は少な目でいいですが、冬場は肌着や服のすそをベルトの中に入れて着たりしますよね?
その場合生地の厚み分長さがとられるので5cm位大きくてもいいと思います。
上着の場合
上着はバストサイズ基準で型紙は作られていることが多いです。
なので
薄手で細めのブラウスや作りたい場合は
自身のバストサイズ+8%=出来上がりのバストサイズ
ワンピースやタイト(細)目じゃないブラウスなどを作りたい場合
自身のバストサイズ+10%=出来上がりのバストサイズ
に近い方型紙や本の作り方を選ぶと失敗ないですよ。