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【東京モーターサイクルショー16】インディアン新型「スカウトSIXTY」とヴィクトリー「オクテイン」

佐川健太郎モーターサイクルジャーナリスト
東京モーターサイクルショー2016 INDIAN/VICTORY

2輪・4輪の輸入ブランドを広く手掛けるホワイトハウスオートモービルからは、2つの革新的なアメリカンモーターサイクルブランドが紹介された。

1900年にアメリカ最古のバイクメーカーとして誕生以来、数々の歴史的な名車を作り続けてきたインディアン。かつてバート・マンローが世界最速記録を樹立した伝説のモデルを現代に蘇らせた『スカウト』を2015年に発売したのに続き、今回はその進化版である『スカウトSIXTY』が登場。その名のとおり、排気量を999cc(60キュービックインチ)にダウンサイジングし、クルーザーとしてクラストップレベルの軽快なハンドリングを実現したモデルだ。

また、インディアンモーターサイクル発祥地の名に由来する『スプリングフィールド』は、クラシカル&ラグジュアリーな装備はそのままにツアラーとしての軽快感とバガースタイルの利便性を併せ持つ新たなセグメントとして初公開された。

もうひとつがレジャービークルで全米ナンバーワンシェアを誇るポラリス社が開発製造を手掛ける新進気鋭の2輪ブランド、ヴィクトリーから発表された『オクテイン』だ。パイクスピーク・ヒルクライムレースを走破した『プロジェクト156』の技術が投入されたヴィクトリー初となる水冷タイプの1200ccDOHC60度Vツインエンジンを搭載。最高出力103psを発揮し、0-100km/h加速4秒という瞬足を誇る。アルミ鋳造フレームにABS搭載の前後大径ディスクブレーキ、アルミホイールを装備するなど車体も本格的スポーツ仕様。新設計のステアリングジオメトリーが導入されるなど、走りの性能を重視した作りとなっている。

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出典:レスポンス

モーターサイクルジャーナリスト

63年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、RECRUITグループ、販促コンサルタント会社を経て独立。趣味が高じてモータージャーナルの世界へ。編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら、「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。㈱モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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