塩村都議に「産めないのか」と野次を飛ばした自民党議員は“男らしく”名乗り出て辞職しろ
6月18日に行われた東京都議会の一般質問で、『みんなの党』の塩村文夏(しおむらあやか)議員の質問の際に「早く結婚したほうがいいんじゃないか」、「産めないのか」といった野次が飛ばされました。
野次は東京都議会定例会の録画映像から確認できますが、有志の方がYouTubeに問題の野次の部分だけを切り取った動画をアップされておりますので、時間のない方はこちらを見ることをオススメします。
わずか10秒の動画です。とくに都民の方にはぜひ見て欲しいです。
議員としてふさわしくない
現在、この野次は「セクハラやじ」だと騒がれていますが、このニュースを聞いた当初、ボクはあまり「セクハラで問題だ」とは考えませんでした。それよりも「こんな政治と関係のない野次を飛ばす人間が議員でよいのか?」という、怒りの方が強かったです。
皆さんもそう思いませんか? このような野次を飛ばす人間が、ボクらの代表で良いのでしょうか?
議会に野次は、それなりにつきものです。海外においても、野次はあります。しかし、それが許されるのは政治のことにかぎってでしょう。
「妊娠、出産、育児に関わる悩みを抱える女性をサポートするべきで、どのような対策をうっていくのか? 都の見解を伺いたい」との質問に対して、「早く結婚したほうがいいんじゃないか」、「産めないのか」といった野次を飛ばすことは、政治ではありません。
その野次を聞いて笑うことも同じです。ボクは、それを政治とは認めたくありません。それを言うのも、聞いて笑うのも、政治家ではなくただのオッサンです。であれば、政治家の肩書きを捨ててオッサンに戻っていただきたい。
結婚もしていない、子供も産んでいない女性は、妊娠、出産、育児に悩む女性のサポートをしてはいけないのか? ではボクのような“産めない男性”も、そういうことに関われないのか?
今回の野次は、そういった政治に関わる権利をバカにした、ひどいものです。「結婚していない女性」を笑う野次を飛ばした男性議員には、同じように性をテーマにしてこう言いたい。
党の影に隠れてないで、“男らしく”名乗り出て辞職しろ。