【寝屋川市】11月10日「市民大訓練」の目的とは? ざっくり解説でタイムスケジュールをおさえよう
寝屋川市は、2024年11月10日(日)に「市民大訓練」を実施するとしています。
街中でもよくこのポスターを見かけますよね。具体的にはどのような取り組みなのでしょうか?
「市民大訓練の目的」とは
寝屋川市は、市民大訓練の目的として以下の2つを挙げています。
- 市民の危機意識を高める
- 災害時における自助および地域での共助体制を充実、促進する
また、令和6年能登半島地震の際に、職員が避難所にたどり着くまでに時間を要するなど、避難所開設に関する課題が見られたことも背景にあるといいます。
「市民大訓練」に参加するメリットとは?
メリット1. 巨大地震に備えた避難訓練ができる
今後30年以内に、南海トラフなどの巨大地震が起こる確率は高いと言われています。無闇に恐怖を煽るような情報に振り回される必要はありません。しかし実際に避難所を使うことになる可能性もあります。あらかじめ避難所の様子をシュミレーションしておくことで、安心できる人もいるでしょう。(※今回の訓練では中学校は使用せず、小学校のみが避難所となります)
メリット2. 「鍵ボックス」の使い方がわかる
避難所となる市立小中学校の校門には、「鍵ボックス」が設置されています。鍵ボックスには、学校校門の鍵・避難マニュアル・緊急避難用袋が格納されており、市職員や地域協働協議会役員による避難所開錠ができなくても震度5以上で自動解錠される仕組みになっています。市民大訓練では、その鍵ボックスの設置場所や使い方などについて説明があります。
メリット3. 避難所の開設をみんなで行える
市民を含めたみんなで避難所の設営をするのも大きな特徴です。実際に巨大地震が起こった場合は市職員も被災しており到着までに時間がかかることを想定した上でのことです。(市民大訓練では市職員も設営を行います)具体的には、以下の設営を行います。
- 避難所設営(テントや発電機などを実際に体育館に設置する)
- 特別教室の設営(妊産婦や配慮が必要な人のための「特別教室」にもテントを設置する)
- ペット専用スペースの設置
タイムスケジュールを知っておこう
市民大訓練には、9:00〜11:30ごろまでのタイムスケジュールが設定されています。参加する人は、寝屋川市のホームページでチェックしておくといいでしょう。ここでは、おおまかなタイムスケジュールのみ掲載しますので、ざっくりとした把握に役立ててください。
9:00スタート サイレンが鳴る(消防団による消防無線、防災無線)
9:01 地震発生を想定し、低い姿勢で頭部を守り、揺れがおさまるまで動かない(個人訓練)
9:10 自宅の安全確認、避難の準備をする
9:15 各自治会が指定している一時避難場所(公園)や公民館などに集合
9:30 班単位など、各自治会で避難路を経て避難所まで移動
10:10 鍵ボックスの確認
10:10 小学校グラウンドへ集合
10:20 消防団からの説明。救助用資機材の確認
10:45 体育館にてテント・簡易トイレなどの確認、ペット避難所や特別教室、備蓄物資保管場所の確認
11:30 終了、解散予定
なお、一時避難場所に行かずに直接小学校に行く場合は10:10までに各小学校に集合してもかまいません(車などは禁止。原則徒歩で集合)。
訓練に参加しない・できないという人もいるかと思います。11月10日(日)の9:00には大きくサイレンが鳴ることや緊急速報メールが入ることは把握しておくと過度に驚かないで済みそうです。
訓練の概要
名称:令和6年度市民大訓練(広報特集記事:PDFファイル)
日時:2024年11月10日(日)9:00から11:30ごろまで
場所:市内23小学校
対象者:市民(居住者、事業者等)