【大津市】琵琶湖の水位が低下しています。露出した坂本城の石垣を見学に伺いました。
今年の秋はお天気の良い日が続いて雨が少なく、台風シーズンにもまとまった雨が見られませんでした。その影響で琵琶湖の水位が低下しています。水位低下により、2023年12月初旬時点では、日頃は湖の水面下にある坂本城の石垣が見えるようになっています。実際に見に行きましたので、様子をご紹介します。
坂本城址公園は、京阪松ノ馬場駅から徒歩約15分、JR比叡山坂本駅から徒歩約20分の、琵琶湖沿いにあります。バスの場合はJR大津駅から江若バス下阪本で下車し、徒歩3分ほどで到着します。
現在露出している石垣は城址公園からはやや離れたところにあります。
案内の看板も出ています。
私有地に囲まれた細い道を通るため、通行の際は足元やマナーにご注意ください。
分岐を左手に行くと、石垣跡に辿り着くことができました。
石垣の周辺の様子です。水面近くに並んでいる石が、普段は湖底にあり見えない石垣です。
石垣は文化財のため、触らないよう注意を促す看板がありました。
通常は見られない文化財を、この機会に見に行ってみてはいかがでしょうか。
坂本城だけでなく、膳所城跡公園でも石が多く露出していて、普段と異なる様子を見ることができました。
琵琶湖まわりの様子を観察して、水が多いときの印象と比べてみるのも楽しいかもしれません!
2023年11月初旬の時点で既に、琵琶湖の水量を管理する瀬田川洗堰(南郷洗堰)からの放水量を減らす操作が実施されていました。
琵琶湖の水が減り続けると、滋賀県民には取水制限がかかる可能性があります。琵琶湖の水位情報は、滋賀県のホームページや、国土交通省の琵琶湖河川事務所のホームページから確認することができます。
お天気はどうすることもできないので、無駄なお水は使わないなど、節水を心掛けて過ごしたいですね。
住所:滋賀県大津市下阪本3-1