あなたの家にもない?買ったけど使い方が分からない放置洗剤ナンバー1『重曹』の使い方あれこれ
岐阜県バイザーとして活動している高桐久恵です。
ある時はキッチンに、またある時には洗面所に、ある時には玄関に。これまで様々なお宅にお伺いした中でほとんどのお宅にあるのに、使い方がイマイチ分からず放置されている粉末洗剤。
それが『重曹』です!
皆さんのお宅にもあるのではないでしょうか?なんとなく良さそうだから、エコで安価で肌にやさしいらしいという理由で買ってみたけどイマイチよく使い方が分かっていない。
実は『重曹』は家中で使えるアイテム。そんな重曹の使い道をご紹介させていただきます。
重曹って結局なんなの?
正式には炭酸水素ナトリウムといって塩の仲間だそう。ベーキングソーダともいわれていて加熱すると二酸化炭素の泡を生成するのでふくらし粉として料理にも使わます。(料理用は純粋ではないので掃除では使わないほうはいいです。)
弱アルカリ性でそのまま海に流しても大丈夫なので地球にやさしく人にもやさしいと言われています。
重曹の主な効果は?
①臭いを消す消臭作用がある。
②細かい粒子で研磨作用がある。
③アルカリ性なので油汚れを落とす。
④酸性洗剤と混ぜるとシュワシュワ発泡するので汚れが浮きやすい。
3つの使い方で家中の汚れを落とそう!
①粉のまま使う。
重曹は元々は粉状で販売しています。消臭作用を利用して臭いの気になるところに直に振りかけるだけで新品であれば2~3か月の効果があるといわれています。
じゅうたんやラグの場合は全体に振りかけて、しばらくしてから掃除機で吸いこみます。
キッチンペーパーに包んで湿気の多い玄関やクローゼットに置くのも効果があります。
②水と混ぜて液体として使う。
水の分量により効果も変わってきますが軽い汚れは水200mlに重曹小さじ1を。つけ置きする場合は大さじ1入れて水溶液をつくります。
手垢や軽い汚れは拭き取るだけでスッキリ。
ブラシの汚れも5分ほど漬けるだけでキレイになります。
観葉植物の葉っぱも重曹水で拭くと活き活きします。
酸性にかたよってしまった土に重曹水を直接かけるとアルカリ性になるので土壌のph調整のために重曹が使われることもあります。
③少しだけ水を足してペースト状にして使う。
頑固な油汚れにはペースト状にして重曹パックをして時間を置くと素材を傷めず汚れを落とすことができます。
フライパンの底の焦げはパックをしてから擦ってあげると
10分ほどでこのようにキレイになります。
酢やクエン酸を加えると発泡する。
排水口に重曹をふりかけて、
ぬるま湯くらいのクエン酸水をふりかけるとシュワシュワと発泡し、汚れを浮かせてくれる。
万能なのに安い!3年は保管可能。
いくつか重曹の使い方をご紹介させていただきました。今回ご紹介した内容はほんの一部。
他にもグラスの曇りをとったりレンジの庫内の掃除など、一つ持っているだけで家中で使える洗剤です。
使わない手はないので買ったけど使わず眠っているというお宅は、ぜひ気になるあちこちで使ってみてくださいね!
※使用上の注意
素材がアルミや銅、真鍮は黒く変色する場合があるので使用しない。
大理石も酸性に弱いので使用しない。木製のものは長時間使用すると黄色く変色することがあります。注意してください。
筆者:高桐久恵(たかぎりひさえ) 整理収納アドバイザー
岐阜県で講座やセミナーのほか、個人宅の片付けサポートを行う。
生前整理アドバイザーの資格も持ち、収納よりも整理に特化したサポートを心がけています。
Instagram(@restart.138)ではお片付けビフォーアフター画像や元バスガイド時代の漫画も描いています。最近YouTubeも開設しました。