昔、フジテレビの「とんねるずのみなさんのおかげでした」で店構えは汚いけれど、味は美味い店を紹介する「きたなシュラン」という人気企画がありましたよね。

今日ご紹介するのは2条通18丁目の大雪通に面した場所にある『龍宝』です。

鮮やかな黄色に龍宝と店名が入ったのれんは新しいですが、なかなか味のある店構えで昭和の食堂という雰囲気が漂っていますね。創業は昭和58（1983）年とのこと。

初めてだとお店に入るのに少々勇気が要るかもしれませんね。

店内はカウンター席が8席ほどと、小上がりに4人掛けのテーブルが1つとこじんまりとしています。

筆者が訪問するのは3年以上ぶりです。

その間に買物公園の旭川はれて屋台村に「まちなか龍宝」という支店を出していましたが、すぐに閉店してしまいましたね。

3年前に来た時には、年配のお母さんが料理を作って、ご主人が出前に出ていましたが、今回はご主人が厨房に立っていました。

カウンターにお母さんの写真が置かれていたので、亡くなられたのでしょうか。ご冥福をお祈りいたします。

今回は、野菜ラーメンを正油で注文しました。丼の上には麺が見えないぐらい炒めた野菜がたっぷり！

横から見るとまさに山盛り。炒め野菜の上には、さらに細く刻んだ長ネギがたくさん盛られています。

この長ネギは普通のラーメンにもトッピングされていて、『龍宝』のラーメンの特徴でもあります。

野菜と一緒に豚バラ肉も炒められていて、ラーメンに野菜炒めをのせちゃいましたという感じです。上の野菜だけでごはんが食べられますね。

昔ながらの旭川ラーメン。特別な個性はありませんが、この普通の味がいいんですよね。

美味しいんだけど、美味しいんだけど小食の筆者には量が多い。

腹パンパンで最後少しだけ残してしまいました。せっかく作ってくれたのにごめんなさい。

次回はやっぱり普通のラーメンにします。

さて、『龍宝』のInstagramを見ると「昭和58年創業、潰れそうで潰れない店 龍宝です。」と書いてありました。

潰れそうなんて言わないで、これからも長く営業を続けて欲しいですね。