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【沼津市】「土木の日2024in沼津港」土木の面白さを業界一体で発信

NumaLens地域ニュースサイト号外NETライター(沼津市)

2024年11月16日(土)に沼津港の沼津みなと新鮮館で「土木の日2024 in 沼津港」が開催されました。11月18日は「土木の日」に制定されており、静岡県沼津土木事務所や国土交通省、静岡県、沼津市など様々な機関や団体が連携して、土木に関する体験や情報発信が行われました。

イベントでは5つの体験型ブースがあり、一巡できるスタンプラリーが用意されていました。最初の体験は重機体験ブースです。実際に小型重機を操作して、スーパーボールすくいを体験しました。

測量体験では「トータルステーション」という計測器で距離を測定することができました。トータルステーションは工事現場で使われている様子を目にする機会はありますが、実際の使い方は広く知られていません。今回は自分で投げたお手玉の距離を、トータルステーションで計測する体験ができました。

VR体験ブースでは、伊豆の名所をバーチャル空間で訪れました。レーダーで計測された「点群データ」によって再現された空間は、まさに現地にいるような感覚が味わえました。静岡県では「VIRTUAL SHIZUOKA構想」により、仮想空間に現実空間を再現する取り組みが、全国的にも進んでいるそうです。データは災害対策から観光まで幅広く利用でき、みんなが自由に使える「オープンデータ」として公開されている点も、注目したいポイントです。

どこまで引っ張っても伸び続けるアスファルトの特性を体験中
どこまで引っ張っても伸び続けるアスファルトの特性を体験中

道路ブースでは道路が作られているアスファルトの仕組みが学べました。片手サイズのアスファルトは両手いっぱい広げても、切れることなく伸び続けます。道路はこのアスファルトに、砕石が混ぜられてできています。

事業紹介ブースでは、能登半島地震で緊急災害対策派遣された国土交通省中部地方整備局の支援活動の様子がパネル展示されました。

沼津市のまちづくりの紹介ブース「これからの沼津のまちづくりは、皆さんが主役ですよ」と、沼津市役所の職員さんが語りかけていました
沼津市のまちづくりの紹介ブース「これからの沼津のまちづくりは、皆さんが主役ですよ」と、沼津市役所の職員さんが語りかけていました

沼津市からは、鉄道高架事業や事業に向けた取り組みの紹介が行われました。ブース担当の職員によると「OPEN NUMAZU」 もその一環で「鉄道高架事業は長期間の取り組み、その状況にあったまちづくりができることが大切だと感じています。取り組みを始めてから少しずつ、その効果も実感できるようになってきました」と話していました。

「静岡どぼくらぶ」は、建設産業の将来、静岡県の未来をともに考え現場でつながる広いサークルです
「静岡どぼくらぶ」は、建設産業の将来、静岡県の未来をともに考え現場でつながる広いサークルです

土木のお仕事をぜひ知ってください 土木業界一体の取り組み

今回のイベントの広報担当者は「土木業界は人材不足が大きな課題です。また様々な仕事があるので、業界全体で知ってもらいたいと取り組んでいます。まだその効果は見えていませんが、お子さんたちの今日の体験が、将来のお仕事選びに役立ててもらえたら幸いです」と語っていました。

土木業界について、普段はできない体験にお子さんたちは、どのブースでも驚きや興味を持った様子を見せていました。家族みんなが土木について楽しく学べるイベントでした。

イベント会場
沼津みなと新鮮館
静岡県沼津市千本港町128-1

地域ニュースサイト号外NETライター(沼津市)

静岡県沼津市に住んで30年。沼津市のまちづくり、ひとづくりに関するイベント、季節の行事などを追いかけています。2024年7月より地域ニュースサイト号外NETライター沼津市担当。

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