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いよいよ夏本番!7月20~23日開催の全国の花火大会8選 有料席販売情報や注意点も

やた香歩里花火鑑賞士な旅ライター

7月も後半に入り、この週末も各地で花火大会が開催されます! 暑さはあるもののまだ梅雨明けしていない地域も多いので、いまいち夏の気分になれていない方、花火大会に出かけてみませんか?

7月20日~23日に開催される、全国の8つの花火大会をご紹介します。

※掲載内容は記事執筆時点のものです。最新の情報を公式サイト等でご確認ください。

7月20日(土)

えべつ花火大会(北海道)

打上担当:響屋大曲煙火の花火(「大曲の花火 春の章 新作花火コレクション2024」優勝作品)
打上担当:響屋大曲煙火の花火(「大曲の花火 春の章 新作花火コレクション2024」優勝作品)

北海道中部、札幌市の東隣の江別市で開催される花火大会。花火との距離が近く迫力ある打ち上げが楽しめ、全国12社による花火競技大会、和太鼓とのコラボなど、オリジナリティのある企画が光り、実行委員の熱意を感じる花火大会です。日中から多彩なアーティストのパフォーマンスやグルメコーナーもあり、早めに行ってゆっくり楽しむのがおすすめ。

会場は完全チケット制。有料観覧席の前売券はチケットぴあまたはセブンイレブン店頭端末にて販売されており、7月19日(金)23:59まで販売予定(売り切れ次第終了)。前売りに残券があれば当日券の販売も予定されています。車の方は別途駐車券も販売されています。

【えべつ花火大会】
開催日程:2024年7月20日(土)19:10~20:45(15:00開場)
※雨天決行。荒天の場合は7月21日(日)に順延
開催場所:北海道江別市角山
「えべつ花火大会」公式サイト

港まつり 能代の花火(秋田)

秋田県北部、バスケットボールが盛んなことや、巨大な城郭型灯籠が輝く能代七夕「天空の不夜城」で知られる能代市で毎年7月に開催される花火大会。音楽とともに上がるダイナミックなスターマインの連続でエンタメ性が高く、東北では唯一の正三尺玉も上がるなど、見どころいっぱいです。2024年は第20回目の記念大会ということで、秋田の「大曲の花火(全国花火競技大会)」で内閣総理大臣賞を受賞した花火師の尺玉20発を打ち上げるスペシャル企画を実施します!

観覧会場である能代港下浜ふ頭の特設会場は全席有料となっており、すでに残る前売りチケットはカメラマン席と車イス席のみ。ワイドに上がるので広い範囲から見ることはできると思いますが、会場外から見る場合は、周囲の状況や混雑にご注意ください。

【港まつり 能代の花火】
開催日程:2024年7月20日(土)19:30~21:00
※雨天決行。荒天の場合、7月21日(日)・22日(月)に順延。
開催場所:秋田県能代市 能代港下浜ふ頭特設会場
「能代の花火」公式サイト

足立の花火(東京)

夏の都内の大規模花火大会一番乗りとなる「足立の花火」。荒川河川敷を舞台に、両側の河川敷でたくさんの人が花火を楽しみます。打上時間は約1時間と短めですが、約13000発を打ち上げるという密度の濃さ、音楽とシンクロし、レーザーも駆使した演出が特徴です。

有料観覧席は早々に完売してしまいましたが、無料で観覧できるエリアも広くとられているのがこの花火大会の特徴。とはいえ例年大変混雑するので、無料エリアでご覧になる方は、ぜひお早めに会場に向かってください(ただし前日までの場所取りは禁止)。また、周辺の駅から会場に向かう道も非常に混むので、ギリギリの到着を考えていると、有料観覧席を購入済の場合でも間に合わない可能性があります。余裕をもって、なるべく早めに到着してくださいね。

【足立の花火】
開催日程:2024年7月20日(土)19:20~20:20
※雨天決行。荒天の場合は中止。
開催場所:東京都足立区 荒川河川敷(東京メトロ千代田線鉄橋~西新井橋間)
「足立の花火」公式サイト

安倍川花火大会(静岡)

静岡市の街なかを流れる安倍川河川敷で開催される花火大会。スターマインなどのエンタメ性の高い花火から、1つ1つ思いのこもった協賛花火などが打ち上げられ、昔ながらののどかな花火大会の良さも感じられます。2023年に好評だった、東京ディズニーリゾート・スペシャルドローンショーは、2024年も実施!

2023年の開催時には55万人が訪れたといわれていますが、この規模の花火大会としてはむしろ珍しくなった、有料観覧席を設けないスタイル。ここで見たい!と思う場所があるなら早めの場所取りが必要ですが、広い河川敷なので、場所にこだわらなければ夕方に行っても場所は確保できると思います。

今年は会場までのシャトルバスが運行されないことが話題となりましたが、静岡駅周辺からは徒歩だと40~50分かかるので、早めに会場に向かいましょう。シェアサイクルの利用も推奨されています。徒歩の場合、なるべく歩きやすい靴で、浴衣でも慣れない下駄や草履より履き慣れたサンダルなどの方がおすすめです。

【安倍川花火大会】
開催日程:2024年7月20日(土)19:30~21:00
開催場所:静岡県静岡市 安倍川河川敷(弥勒橋~安西橋間)
「安倍川花火大会」公式サイト

岡山国際サーキット花火大会 produced by 磯谷煙火店(岡山)

画像提供:株式会社岡山国際サーキット
画像提供:株式会社岡山国際サーキット

岡山県美作市の岡山国際サーキットを舞台とする花火大会。2023年に開催され好評を博した、磯谷煙火店プロデュースによるエンタテインメントショーを2024年も開催します! 磯谷煙火店は愛知県の老舗煙火店。大曲の全国花火競技大会で内閣総理大臣賞受賞、現代表取締役の磯谷尚孝氏は「現代の名工」にも選出と、その技術は折り紙付き。その美しい花火玉、そして音楽とハイレベルでシンクロする「メロディー花火」など、最先端の技術とセンスを誇る花火を堪能できます。2024年は映画音楽をメインに使用するとのこと、壮大な映画音楽と磯谷煙火店の花火は間違いなく好相性なので、感動の花火が期待できそう!

全席有料の花火大会で、前売券は7月19日(金)23:30まで販売されていますが、完売済のシートもあるので、ご検討はお早めに。当日券販売の有無については、岡山国際サーキット公式サイト、または岡山国際サーキットの公式SNSをご確認ください。

【2024 岡山国際サーキット花火大会 produced by 磯谷煙火店】
開催日程:2024年7月20日(土)19:45~20:45(予定)(開場は13:00予定)
※雨天決行。荒天の場合は中止。
開催場所:岡山県美作市 岡山国際サーキット
「岡山国際サーキット花火大会」公式サイト

7月21日(日)

須坂みんなの花火大会(長野)

長野県北部、長野市の東側に位置する須坂市で開催される花火大会。土曜開催の花火大会が多い中、日曜日開催なので、他と被らず行きやすいのも嬉しいですね。打ち上げ数約1000発というと少なく感じられるかもしれませんが、全国花火競技大会などでも活躍する地元長野の篠原煙火店の打ち上げで、メッセージ花火や音楽つきの花火などの多彩な花火が楽しめます。

有料観覧席はありませんが、周辺の混雑緩和のため、会場周辺の駐車場は完全予約制となっています。車で向かう場合は、必ず事前に予約をしてくださいね。公式サイトに予約サイトへのリンクがあります。

【須坂みんなの花火大会】
開催日程:2024年7月21日(日)19:45~20:30
※雨天決行。
開催場所:長野県須坂市 百々川緑地
「第37回 須坂みんなの花火大会」|須坂商工会議所公式サイト

志布志みなとまつり花火大会(鹿児島)

鹿児島県志布志市は、宮崎県と県境を接する鹿児島県東部に位置しています。こちらの志布志市志布志町志布志というゲシュタルト崩壊を起こしそうな地名の志布志港旅客船埠頭で開催されるのが、「志布志みなとまつり花火大会」。最大尺玉(10号玉)があがり、音楽つきのスターマインや水中花火など、海面を照らす美しい花火が楽しめます。

有料観覧席は設けられておらず、気ままに鑑賞するスタイル。駐車場が少ないので車で訪問の際にはリサーチをしっかりと。

【志布志みなとまつり花火大会】
開催日程:2024年7月21日(日)20:00~21:00(予定)
※少雨決行。荒天の場合は7月28日(日)に順延。
開催場所:鹿児島県志布志市 志布志港旅客船埠頭(観光船バース)周辺
「志布志みなとまつり花火大会」|志布志市公式サイト

7月23日(火)

葛飾納涼花火大会(東京)

東京のザ・下町、葛飾柴又で開催される花火大会。映画「男はつらいよ」の舞台として知られている土地柄らしく、「寅さん」関連の花火もあがります。さらには、同じく葛飾区が舞台となった「キャプテン翼」や、葛飾区から生まれたモンチッチの花火など、ご当地愛に満ちた花火がいっぱい。観覧場所から打ち上げ場所が近く、迫力ある花火が楽しめるのも特徴です。

河川敷に有料観覧席が設けられ、7月18日現在で多くの席種が完売しており、パイプ椅子席のみ購入可能です。販売期間は7月23日(火)19:00までですが、売り切れ次第終了なので、検討中の方はお早めに。都心の花火大会ということで毎年大混雑するので、なるべく有料観覧席での観賞をおすすめします。

【葛飾納涼花火大会】
開催日程:2024年7月23日(火)19:20~20:20
※雨天決行。荒天の場合は中止。
開催場所:東京都葛飾区 柴又野球場(江戸川河川敷)
「第58回葛飾納涼花火大会の開催について」|葛飾区公式サイト

この時期ならではの花火の楽しみを1つ。
7月20日前後だと日没が遅いので、花火大会開始時間頃にはまだ空に青みが残っていることがあります。マジックアワーに上がる花火儚くてとても幻想的。
日没前の花火にぜひ注目してみてください。

花火鑑賞士な旅ライター

宮崎生まれの大阪育ち。人生の約半分を京都で過ごし、現在は千葉在住。もとからの旅好きが、関東移住を機に花火にはまり、旅の目的に花火鑑賞が加わりました。遠くへの旅行も好きだけど、身近なお出かけも好き。どこかで見た素敵なものを、誰かに伝えたい。知って欲しい誰かと知りたい誰かを繋ぎたい。日本酒ナビゲーターで温泉ソムリエで花火鑑賞士な旅人。

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