Yahoo!ニュース

津軽海峡フェリー室蘭航路就航直前!2018年6月室蘭港フェリーを振り返る

宙船乗り物大好きライター・そらふね

2023年10月2日、津軽海峡フェリーは新航路・室蘭ー青森にフェリー「ブルーマーメイド」を就航(外部リンク)。再び北海道室蘭港にフェリーが戻ってきます。「再び」と書いたのは、2022年2月1日にシルバーフェリー(川崎近海汽船)が室蘭ー八戸航路を休止(外部リンク)していたため。

シルバーフェリーは2018年6月22日、室蘭ー宮古(岩手県)にフェリー「シルバークイーン」を就航。しかしトラック利用の低迷から、八戸寄港開始、宮古航路を休止・室蘭ー八戸と当初の計画通りにはいきませんでした。

シルバーフェリーが室蘭に就航したとき、室蘭港フェリーターミナルはどうだったのでしょうか?10月2日以降の室蘭港フェリー利用・ターミナル訪問時の参考にと考え、2018年6月23日、筆者が室蘭港フェリーターミナルを訪問した時の様子を振返ってみたいと思います。

ターミナルビルはそのまま活用!

津軽海峡フェリーが10月2日から営業、シルバーフェリーが2018年6月から2022年1月まで使用していたターミナルビルは1994年に完成した建物。

室蘭港フェリーターミナル
室蘭港フェリーターミナル

使用する岸壁設備も同じです。

シルバークイーンの室蘭港入港
シルバークイーンの室蘭港入港

道内マスコミからの開設祝福花束も!

就航翌日のフェリーターミナル1階カウンター。

川崎近海汽船受付カウンター
川崎近海汽船受付カウンター

カウンターの周りには多くの花が。

1階カウンターと横にあった花束
1階カウンターと横にあった花束

新航路就航の花があるのは予想出来ますが、意外だったのは道内マスコミから。玄関には北海道新聞社。

入口右の花は道新
入口右の花は道新

室蘭の会社、飲料販売会社、シルバーフェリーの貨物得意先の横にはフジTV系列・UHB(北海道新聞系列)の名前も。

右端がUHB
右端がUHB

こちらは室蘭港の港湾業務を担う会社が中心ですが、右端にはTBS系列・HBCの名前も。

カウンター右の花
カウンター右の花

当時道内メディアも広告・宣伝の関係でしょうが、積極的に祝福していました。津軽海峡フェリーはメディアを味方に出来るでしょうか?

道南バスがターミナルに乗り入れ

シルバーフェリー就航時は、道南バスが室蘭フェリーターミナルにバス停を設けました。

道南バスの停留所
道南バスの停留所

道南バスの札幌と室蘭を結ぶ都市間バスも乗り入れていました。写真は札幌から到着したところ。

高速白鳥号・室蘭行き
高速白鳥号・室蘭行き

一方、津軽海峡フェリーのHPにはターミナル前のバスについて記述はありません(外部リンク)。徒歩客は、旧室蘭駅や現在のJR室蘭駅などから歩くか、タクシー利用に。

売店の品揃えは良好!

室蘭港フェリーターミナルの売店には菓子・パンが揃っていました。

売店パン・菓子コーナー
売店パン・菓子コーナー

室蘭の代表的なお菓子といえばこれ。

草太郎
草太郎

室蘭の観光名所や駅などで買える土産はもちろん、

地球岬昆布など
地球岬昆布など

名物駅弁・母恋めしに、

駅弁・母恋めし
駅弁・母恋めし

新航路を記念してこんな商品も。

ヤヤン昆布うどん
ヤヤン昆布うどん

冷蔵品の土産も充実。

やきとりの一平も
やきとりの一平も

他に飲み物、冷食などの自販機にも注目。

自販機コーナーと飲食スペース
自販機コーナーと飲食スペース

まとめ

2018年6月の室蘭港フェリーターミナルはその後の変化を予想できないほどフェリー利用客に対応し、マスメディアの注目も集めていました。当時とは社会情勢が変わっていますが、津軽海峡フェリー・そして室蘭港ターミナルは10月からどうなるのでしょうか。

関連記事

室蘭市長紹介の名所以外も!津軽海峡フェリー青森→室蘭の船上景色は見所いっぱい

津軽海峡フェリー新航路・室蘭ー青森就航前日の室蘭港へ行ってみた

乗り物大好きライター・そらふね

地元北海道を中心に日本を旅するフォトライターです。フェリー・飛行機・鉄道旅が得意分野。船会社で船員管理・港業務・営業を経験後、旅行サイトでライターとなる。船・地方空港・名所・ホテルを紹介する記事を多く掲載しました。乗り物移動をより楽しくがモットー。

宙船の最近の記事