熱帯低気圧が4つ発生中、関東は週末にかけ大雨に十分注意
関東で大雨に十分注意
台風16号は、きょう26日(木)午後3時、西日本の南海上で、熱帯低気圧に変わりました。ただ熱帯低気圧周辺の湿った空気の補給を受けた低気圧が、あす27日(金)午前中に東海沖で発生し、夜にかけて、関東の沿岸を東進するでしょう。
このため、関東では朝から雨となり、南部を中心に、雷を伴った激しい雨の降る所がありそうです。また台風16号から変わった熱帯低気圧の位相が、その後、週末にかけて、関東の沿岸を通過する可能性があり、関東の広範囲に、29日(日)にかけて、大雨警報級の可能性[中]が発表されています。
上図のように、日本のMSMモデルでは、あす27日(金)の帰宅時間に、雨がいったんピークとなる予想です。一方、GSMモデルでは、冷気と暖気の衝突による沿岸前線のような雨雲が予想されていて、雨雲の強化に要注意です。
台風17号が発生し、日本の南へ
グアム島付近にある熱帯低気圧が、今後24時間以内に新たな台風へ発達する見込みとの情報が気象庁から発表されています。発生すれば、台風17号になるでしょう。この新たな台風はあまり発達せず、29日(日)午後3時には、日本の南海上で、熱帯低気圧に変わる見込みです。ただ週明けにかけて、周辺の湿った空気が本州付近へ流れ込む可能性があります。
沖縄の南の熱帯低気圧が気がかり
上図はあさって28日(土)午前9時の予想天気図です。発生が予想される台風17号が小笠原の南海上を北西方向へ進んでいます。またこれとは別に、きょう26日(木)午後3時に沖縄の南に熱帯低気圧が発生していて、その熱帯低気圧が沖縄の南付近に停滞しています。諸外国を含む計算では、この熱帯低気圧は発達し、台風とみられるような勢力となる予想が多くなっています。しかも北上傾向を示すモデルも多くなっていますので、今後の情報にご注意ください。