Yahoo!ニュース

まさか少子化の波がサッカーにまで…! 小学校にゴールネットを届けたい黒部氏の活動を紹介【徳島市】

やまももわかめ丸地域ニュースサイト号外NETライター(徳島市)

進行する少子化の影響は驚くことに、「新しいサッカーのゴールネットが買えない」という状況を引き起こしていたようです。

ネットが破れたサッカーゴール。画像提供:NPO法人スポーツ巡回ネットワーク
ネットが破れたサッカーゴール。画像提供:NPO法人スポーツ巡回ネットワーク

子供たちがサッカーをするために必要な共有物は、スコアボードやサッカーゴール本体など他にもありますが、毎日のようにシュートが打ち込まれるゴールネットは消耗品。

定期的に張り替える必要があります。

サッカーのフィールド。「シーサイドフットサル徳島」にて撮影。
サッカーのフィールド。「シーサイドフットサル徳島」にて撮影。

そのため小学校のサッカー用ゴールネットはこれまで、学校の卒業とともにサッカークラブなどから卒団する生徒の保護者たちから贈呈されるといったことが多かったそうです。

けれど、少子化の影響で生徒数が減少。

複数の学校で合同チームを作って各小学校を巡回する形で練習を行うようになりました。

サッカーに必要なスコアボード。「シーサイドフットサル徳島」にて撮影。
サッカーに必要なスコアボード。「シーサイドフットサル徳島」にて撮影。

そのため、学校の備品として扱われるゴールネットをどの小学校に贈るべきか決めらず、チームで購入することが減っているということです。

この状況を知ったのが、離島や僻地などと市街地のスポーツ格差をなくしたいと、徳島県内を中心に全国やオンラインで活動する「NPO法人スポーツ巡回ネットワーク」の代表・黒部氏。

「NPO法人スポーツ巡回ネットワーク」の代表・黒部氏(左)と、てっちゃんコーチ(右)。
「NPO法人スポーツ巡回ネットワーク」の代表・黒部氏(左)と、てっちゃんコーチ(右)。

徳島市東沖洲にある「シーサイドフットサル徳島」の運営者でもある黒部氏は、子供たちがサッカーを楽しめる環境を持続させたいとクラウドファンディングを開始しました。

海外でもプロサッカー経験のあるてっちゃんコーチ。「シーサイドフットサル徳島」でもサッカーを教えている。
海外でもプロサッカー経験のあるてっちゃんコーチ。「シーサイドフットサル徳島」でもサッカーを教えている。

そして、四国の小学校に対象を絞って開始したクラファン「サッカー少年普及プロジェクト:四国の小学校にゴールネットを届けたい!」ですが、まだ目標額の約半分。

四国の小学校にゴールネットを届けるためには、もう少し支援が必要なようです。

ネットが破れたサッカーゴール。画像提供:NPO法人スポーツ巡回ネットワーク。
ネットが破れたサッカーゴール。画像提供:NPO法人スポーツ巡回ネットワーク。

興味のある方はクラファンのページから、「NPO法人スポーツ巡回ネットワーク」の活動や想いなどをチェックしてみてくださいね♪

NPO法人スポーツ巡回ネットワーク

【住所】徳島市東沖洲2丁目15-2(シーサイドフットサル徳島事務局内)

地域ニュースサイト号外NETライター(徳島市)

県外の方からは「徳島県って…どこ?」と申し訳なさそうに聞かれることも多いですが、魚介類がおいしくてとても住みやすく、オシャレでおいしい飲食店も多い県です。江戸時代から続く阿波踊りやアニメ・ゲームなどのエンターテインメントが集うイベントなど楽しいことも盛りだくさん!そんな徳島県の中心部「徳島市」の魅力をふんだんにお伝えしたいと思います。

やまももわかめ丸の最近の記事