【佐賀市】村本大輔さんの映画が7/25(木)までシアター・シエマで上映 独演会では卓越した話術で魅了
シアター・シエマ佐賀にて、ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんの3年間の密着の軌跡を描いたドキュメンタリー映画『アイアム・ア・コメディアン』が2024年7月19日(金)に、初日公開されました。
今回、メガホンをとったのはドキュメンタリストの日向史有監督です。長編版『東京クルド』(2021年)が全州国際映画祭で特別審査員賞などを受賞、「村本大輔はなぜテレビから消えたのか? 」(2021年・BS12)は衛星放送協会オリジナル番組アワードグランプリを受賞されています。
映画の中では、THE MANZAIで優勝し、一躍日本のテレビ界のスターとなったウーマンラッシュアワーが、政治批判など社会風刺を取り入れた漫才を始めたことで、テレビへの出演本数がどんどん減ってしまったところから始まります。
ついには全くテレビへの出演がなくなってしまい、映画のテーマにあるように「テレビから消えた男」となってしまいました。
ネット上でも批判コメントが増える中、東北への被災地への訪問、家族との絆、在日韓国人や韓国の学生との交流、コロナ禍での独演会など村本さんの活動と葛藤が描かれます。
そんな中、村本さんはスタンダップコメディアンのクリス・ロックや伝説的な社会派のコメディアン・ジョージ・カーリンなどに憧れ、自身もスタンダップ・コメディアンを目指すようになり単身渡米します。
アメリカのライブハウスで不慣れな英語での舞台の中、現地での洗礼を浴びつつも、めきめきと頭角を現す村本さんの姿がありました。
日向監督は、村本大輔さんに対し、「なんてお笑いに一途な男なんだろう」と感じたそうです。
構成も素晴らしく、映画では英語字幕もついています。村本さんの人となりも見えてくるドキュメンタリー映画『アイアム・ア・コメディアン』は、シアター・シエマで7月25日(木)まで上映されますのでぜひご覧ください。
映画上映後、舞台挨拶と独演会が開催 圧倒的なトーク力で観客を魅了
上映後、舞台挨拶で村本大輔さんが登壇されました。全国を舞台挨拶に回っているという村本さん、映画で密着された日々などを語られました。
実際に見る村本さんはスマートでかっこいい落ち着いた大人の雰囲気なのですが、話す一言一言が面白く、会場は笑いに包まれました。
MCをされた配給会社の方から、村本さんのスクショタイムの時間を用意してくれました。観客のみなさんからのリクエストにこたえ、各方向で写真が撮れるようにしてくれました。
独演会は、シアタールームから、カフェルームへの移動となり、より近い距離で村本さんを囲むような形で椅子が置かれていました。床は平面ではなく下から上まで段々となっており、前に座ってる人の影に隠れず、全て見渡せるようになっていました。
前説では、福岡のスタンダップコメディアンのゆーだいさんのステージがありました。とても面白く、観客の空気を温めてくれました。
その後、村本さんの独演会が始まりました。とてもテンポよく、しっかりと観客と目を合わせながら、圧倒的なトーク力で観客を沸かせました。
観客は全員笑顔で聴いていて、空気を自分のものにしてしまう村本さんの話術にコメディアンとしての卓越した力量を感じました。
舞台挨拶でMCをされていた配給会社の方からは、興行成績次第でパート2も製作されるとのことをおっしゃられていました。笑えて泣けて楽しめる映画です。
ぜひみなさんシアター・シエマで映画『アイアム・ア・コメディアン』を観てみてくださいね!
シアター・シエマでは他にも話題作『あんのこと』や『かくしごと』なども上映中
またシアターシエマで映画を観賞するのは初めてだったのですが、シアタールームは寛いで映画がみれるようなシートなっており、特に左右にはソファなどが置かれていて、まるで自宅のリビングにいるような大変楽な状態で映画を楽しむことができました。
7月は、実話を元に描かれた河合優実さん主演の話題作『あんのこと』や杏さん主演の子どもを守る母親の強烈な愛と嘘のヒューマンストーリー『かくしごと』などが上映されます。
映画鑑賞料金は、一般1,800円、大学生・高校生1,200円、小・中学生1000円、幼児(3~6歳)900円、シニア(60歳以上の方)1,300円、障がい者手帳お持ちのご本人様(及び お付き添いの方1名様まで):1,100円となっています。
シアター・シエマの映画館で映画鑑賞を楽しんでみませんか?
シアター・シエマ
佐賀県佐賀市松原2丁目14−16 3階