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メンタルの強い人がやらない「5つのこと」とは?強くする方法についても解説

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

ちょっとしたことですぐに落ち込んでしまう、なかなか気持ちが切り替えられない、自分を否定してしまうなど、メンタルの弱さに悩んでいませんか?

メンタルの弱さから自分に自信が持てず、仕事やプライベートにも大きな影響が出て困っている人も多いかと思います。

しかし、メンタルはトレーニングを重ねることで強くしていくことが可能です。

今回の記事では、メンタルの強い人の特徴、メンタルの強い人がやらない5つのこと、メンタルを強くする3つの方法を紹介します。

メンタルの強い人の特徴

メンタルの強い人の特徴として、「自分の意見を持っている」「他人に流されない」「落ち込んでもすぐに回復する」というようなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

以下でメンタルの強い人の主な特徴を紹介します。

・ミスしてもすぐに気持ちを切り替えられる
・ポジティブな発言が多い
・行動力がある
・目標に向かってコツコツ努力を続けられる
・自分軸で生きている
・他人の意見に流されない
・壁にぶつかっても「なんとかなる」という精神を持っている

このように、メンタルの強い人は「明るく前向き、意志が強い」という特徴を持っています。

自分の感情をコントロールすることがうまく、どのような物事に対しても冷静に受け止められる強さがあります。

また、メンタルの強い人はストレスとなる出来事が起きても、適切に対処する力が備わっているため、必要以上に落ち込んだりミスを引きずって悔やんだりすることはありません。

メンタルの強い人がやらない5つのこと

自己否定すること

メンタルの強い人は、必要以上に自己否定や自分を卑下するようなことはしません。

自己否定をすることは自己肯定感を下げてしまう行為であり、「どうせ自分は何をやってもダメなんだ」と思い込んでチャンスを潰してしまう危険性があります。

自分を下げたり悲観したりせずに、現状を把握してどうすれば理想の自分になれるのかを常に見据えることが大切だとメンタルの強い人は分かっています。

自己否定は癖になってしまうため、なるべく意識して自分の長所に目を向けるようにしましょう。

他人の顔色を気にして流される

メンタルの強い人は、他人の顔色を気にしたり意見に流されたりすることはありません。

相手の機嫌を損ねないように顔色をうかがってばかりいては、自分自身を見失って本当にやりたいことができなくなってしまいます。

他人の感情を完璧に読むことは難しく、全員を喜ばせることは不可能なので、「自分がどうしたいのか」を一番に考えて行動することが大切です。

どうにもならないことに対して悩む

メンタルの強い人は、どうにもならないことに対して悩み続けることはありません。

他人から見たら些細なことなのに、考え続けなければ気が済まないという人もいるでしょう。

悩んで解決策が出るならいいのですが、どうにもならない出来事に対してずっと悩んでいるのであれば時間を無駄にしているのと同じです。

「よくないことが起きたらどうしよう」「あの人にこう思われていたらどうしよう」と悩んでしまう人は、「きっと大丈夫」「どう思われても自分は自分」というように悩みをポジティブな言葉に変換する練習をしましょう。

過去の出来事を引きずる

「あの時こうしていれば良かった」「なんでもっとうまくできなかったんだろう」と過去の出来事をいつまでも引きずっていませんか?

メンタルの強い人は、起きてしまった出来事に対して引きずることはありません。

何も考えていないわけではなく、「次はこうすればうまくいく」というように過去の失敗や過ちを活かして、次は最善の選択ができるように努力をしているのです。

ミスをしたとしても、悔しさや悲しみなどの感情面ではなく起きてしまった事実に目を向けるようにしましょう。

他人の成功を見て嫉妬する

他人の成功を素直に喜べず、嫉妬してしまう人もいるのではないでしょうか。

嫉妬心は誰しも持っている感情ですが、メンタルの強い人は嫉妬心を向上心に変えている人が多いです。

メンタルの強い人は「この人が成功したならきっと自分にもできるはず」と前向きに捉え、成功者から学べるものはないか探すことが得意です。

嫉妬することが癖になると自己肯定感を下げてしまうだけでなく、ネガティブな面ばかりに着目してしまうようになるので注意しましょう。

メンタルを強くする3つの方法

ポジティブな考え方を意識する

メンタルを強くするためには、ポジティブな考え方を意識することが大切です。

「できない」と思うのではなく、「とりあえずやってみる」という精神を持つようにしましょう。

たとえ完璧にできなかったとしても、次はどうすればうまくいくのかをその都度考えて、修正していくことが大切です。

ポジティブな考え方を習慣にすることによって、だんだん前向きな発言や行動ができるようになっていくはずです。

他人の良いところに目を向ける

メンタルを強くするためには、普段から他人の良いところに目を向ける癖をつけましょう。

短所よりも長所をたくさん見つけるようにすることで、不思議と人間関係がうまくいくようになります。

良いところに目を向けることによって、人との関わり方も変わっていくでしょう。

また、うまくいっている人やメンタルの強い人の言動を真似てみることも大切です。

小さな成功を積み重ねる

メンタルの強い人は、小さな目標を立てて一つずつ成功を積み重ねている人が多いです。

いきなり大きな目標を立てるのは失敗しやすいので、まずは小さな目標を立てることから始めてみてください。

たとえば、「5分だけでも勉強する」「お風呂上がりにちょっとしたストレッチをする」「腹筋を5回だけする」など、何でも良いので目標を立てて毎日実行してみましょう。

成功体験を積み重ねることで自信に繋がり、メンタル面も強くなっていくでしょう。

まとめ

今回はメンタルの強い人の特徴、メンタルの強い人がやらないこと、メンタルを強くする方法について紹介しました。

自己否定をしない、悩みすぎない、嫉妬をしすぎないなど難しいことかもしれませんが、意識してトレーニングすれば必ず思考を変えていくことができます。

まずは、ポジティブ思考を意識するところから始めて、少しずつメンタルを鍛えていきましょう。

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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