【伊勢崎市】南国の食べ物「パパイヤ」が伊勢崎市で栽培されているって知っていますか?
日ごとに秋の気配を感じる伊勢崎市です。つい最近までの真夏のような暑さが懐かしい感じもしますね。ご存じの方も多いかと思いますが、夏の伊勢崎市はとにかく暑く、「日本一の暑さ」を何度も記録するほどです。日本の環境が変わりつつある中で、暑い伊勢崎市でも生産される作物に変化がみられるようです。なんと! 南国の食べ物「青パパイヤ」が伊勢崎市で生産されていると聞き、早速伺ってきました。
伺ったのは「EM自然農法栽培たきざわ農園」さんの青パパイヤ畑です。2.5ヘクタールの広大な畑に、高さ2~3mほどに育った青パパイヤの木が整然と並んでいました。
地面から1mほどの所に収穫時期を迎えたたくさんの青パパイヤが実っていました。パパイヤと言えば、黄色やオレンジ色の南国のフルーツを思い浮かべる方が多いと思いますが、この「青パパイヤ」は熟す前のもので、沖縄やベトナム、フィリピンなどの南国では、一般的な野菜として食されているそうです。
たきざわ農園さんによると、「青パパイヤは、とにかく栄養価が高いこと。ビタミンやカリウムが豊富で、パパイン酵素が脂肪やたんぱく質の分解を促進してくれるところが魅力なんです。」と仰っていました。採りたての青パパイヤからはパパイン酵素が溢れています。
「パパイヤは捨てるところがない」と言われるように、たきざわ農園さんでは「青パパイヤの葉茶」も生産されています。葉の茎と葉脈が紫色に変化したことを見計らって収穫をするそうです。実と同じく、葉にもたくさんの栄養が含まれていて、東南アジアでは古くから「薬草」として重宝されてきたそうです。
クセもなくさっぱりと飲みやすく、とても美味しい葉茶でした。
この日は、殖蓮第二小学校の児童が「食育と農業体験」を兼ね、青パパイヤの収穫のお手伝いをしていました。
パパイヤの実は下から順に大きくなり、重さは1kgほどに成長するそうです。しっかり説明を受けた児童達は、上手に青パパイヤを収穫していました。
たくさんの青パパイヤが収穫できました。この日児童達が収穫した青パパイヤは、市内全小学校の給食時に提供されるとのことでした。
22年前から米の生産をされているたきざわ農園さんは、そのノウハウを使い、3年前から「青パパイヤ」の生産を始めたそうです。年々変わる環境に試行錯誤を繰り返しながら、「農薬と化学肥料を使わない」優しい野菜作りを目指しているそうです。伊勢崎市で採れたスーパーフード「青パパイヤ」を、ぜひ一度食べてみませんか。
《取扱店》
JA佐波伊勢崎農畜産物直売所あずま店
【住所】伊勢崎市東町2800-7
【電話番号】0270-62-3550
【営業時間】水曜~月曜 午前9時30分~午後6時
【定休日】火曜
【駐車場】有
※パパイヤの価格は、重さによって変わります(800g¥400~)。
※パパイヤ葉茶も購入できます(常時置いてあります)。
※パパイヤの販売時期は10月31日~11月末まで(なくなり次第終了)。