【青森市】ねぶた祭の感動を再び! 今年制作された大型ねぶたの展示が始まります!
「青森ねぶた祭」は2023年8月7日(月)最終日を迎え、お昼の運行と夜の海上運行、花火大会で幕を閉じました。青森ではねぶた祭が終わると秋が来るといいますが、今年はまだまだ暑い日が続いています。
ねぶた祭が終わってさみしいと思っている方へ朗報です。JR青森駅前の「ねぶたの家ワ・ラッセ」では8月11日(金・祝)より今年運行した大型ねぶたの中から受賞した作品を中心に、4台が展示されます。
【ワ・ラッセ展示ねぶた】
・青森菱友会「牛頭天王」 竹浪 比呂央
・NTTグループねぶた「釈迦降誕」 北村 春一
・プロクレアねぶた実行プロジェクト「大日大聖不動明王」 野村 昂史
・ねぶた愛好会「雪山童子」 諏訪 慎
「青森ねぶた祭」では、毎年審査を実施しています。今年も5日の運行あとに各賞が発表されました。「青森ねぶた祭」の最高賞「ねぶた大賞」を受賞したのは、竹浪比呂央さん制作、青森菱友会「牛頭天王(ごずてんのう)」です。ねぶた師の竹浪比呂央さんは「最優秀制作者賞」も受賞しました。また、今年は「第7代ねぶた名人」にも選ばれました。「ねぶた名人」とはねぶた師の中でも30年以上にわたって大型ねぶたの制作に取り組み、極めて高い技術をもってねぶた祭の振興に貢献してきたねぶた師に贈られる称号で、11年振りに誕生しました。初代ねぶた名人の認定は昭和33年なので、長い祭の歴史のなかで7人しかいない、すごい称号なんです!
「市長賞」を受賞したのは北村春一さん制作、NTTグループねぶた「釈迦降誕(しゃかごうたん)」です。題名の通りお釈迦様が誕生した場面を表現しています。製作者の北村春一さんは「優秀制作者賞」も受賞しました。
今年、21年振りに新たな運行団体として参入したのが、プロクレアねぶた実行プロジェクト「大日大聖不動明王(だいにちだいしょうふどうみょうおう)」です。制作した野村昂史さんは今年初めて大型ねぶた制作を任された新人ねぶた師で、新人ながら「優秀制作者賞」を受賞する快挙を達成しました。
こちらは諏訪慎さん制作、ねぶた愛好会の「雪山童子(せっせんどうじ)」です。雪山童子はお釈迦様が前生で修行をしていた時の名前で、修行の一場面を表現しています。
今年制作された23台の大型ねぶたの中から4つが、来年のねぶた祭までの1年間「ねぶたの家ワ・ラッセ」に展示されます。今年のねぶた祭を見逃した方も、改めてじっくり見たい方も「ねぶたの家ワ・ラッセ」を訪れてみてはいかがでしょうか。
ねぶたの家ワラッセ ねぶたミュージアム・ねぶたホール
【住所】〒030-0803 青森県青森市安方1-1-1
【TEL】017-752-1311
【営業時間】9:00~19:00(5月~8月)・9:00~18:00(9月~4月)
【休館日】 8月9日、8月10日、12月31日、1月1日