気になる冷凍食品を紹介します。

2022年3月1日にニチレイから衝撃的な冷凍食品が発売されました。それは電子レンジで温めても冷たい「冷やし中華」です。レンチンして冷たいままというのは、なんだかピンときませんね。冷たいままではなく、凍ったままでは？と筆者は思いました。

なんでも氷はマイクロ波を受けにくいことを生かして、麺と具材だけを温める新技術をもちいているとのこと。特許出願中の技術ということで詳しいことは分かりませんが、麺が温まっても氷がそのままのため、解凍はされつつ冷たいということだそうです。

ブルーのひんやりするようなパッケージに入っている「冷やし中華」。実際にどのような商品なのか。購入して確かめてみました。

味にもこだわっていて、うちたての生麺のような麺になっています。

たしかに新体感ですよね。筆者は電子レンジで温めても冷たいといったことをウリにしている商品は初耳です。

1食当たり426kcal。炭水化物は80.6gで食塩相当量は5.6gです。

パッケージから取り出してみました。具材と麺はセパレートですね。

汁の袋をどかしてみると、麺の上に氷がありました。電子レンジで温めてもこの氷が残るのでしょうか。

具材は煮豚、錦糸卵、オクラ、紅ショウガの4種類。カチカチまで凍っておらず、程よく凍っていました。

冷やし中華のたれは、なんと冷凍庫でも凍っていません。なんでも冷凍庫でも凍らないよう、甘くならないギリギリまで糖度を高め、氷点を調整しているとのことです。

たれを取り出し、500Wの電子レンジで3分半あたためるだけで、出来上がります。カップラーメンと同じくらい手軽ですね。

原材料をみても、特段変わったようなものは入っていませんね。新技術が気になります。

できあがりはこちら。見た目は入れる前とほとんど変わらないです。氷も溶けずにしっかり残っています。

冷やし中華のたれと麺を絡めて具材を載せた冷やし中華がこちら。麺ははしの方は程よく解凍されていましたが、真ん中は少し凍ったままです。もう20秒追加でレンチンしたらちょうどいい具合になりました。

まずたれから一口。酸味はおとなしめで、甘みが強い。胡麻風味などは一切なく、少し酸味の効いた、甘醤油たれでした。たれの量は麺に対して丁度よかったですね。たれは冷えてはいますが、凍っていないところが一番の利点だと思います。

麺はかなりコシが強く、むしろ固いといっても過言でもありません。ノンフライ麺に近いくらい固めの食感ですが、細麺なのでこのくらい固くても気になりません。ツルっとした食感と固めの麺は甘醤油たれと相性が良く美味しかったです。

具材は生ぬるい感じ。冷やし中華の氷と混ぜると、あっという間に冷たくなります。もう少し、具材が多いと良かったですね。

電子レンジで温めても全体的には冷たく仕上がる冷やし中華。新食感、不思議で面白い！これから暑くなる前に涼しい冷やし中華を冷凍庫に常備したいですね。

ごちそうさまでした。