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【ユニクロ, GU, ワークマン】3ブランドの人気カーゴパンツを徹底比較

ユニクロ, GU, ワークマンの人気カーゴパンツを徹底比較

筆者撮影
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人気のコスパ最高ブランドであるワークマン、ユニクロ、GU。

この3つの人気ブランドが出しているミリタリーパンツ、どのブランドのものが自分に合っているか迷いませんか?

そんな悩みを解消するため、今回は3ブランドで徹底比較を行います。

コスパ抜群のブランドから、あなたに最適なカーゴパンツを見つけてください。

シルエットの違い

ユニクロ

筆者撮影
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ユニクロUシリーズから出ている「パラシュートカーゴパンツ」は、カーゴポケットがあるミリタリーテイストでありながら、きれいな見た目になっています。

その秘密はサイドに入っているタックです。

このタックがあることで生地が多く使われ、横だけでなく前にも後ろにも立体感がでます。

野暮ったくなりがちなカーゴパンツですが、シルエットにこだわっているのはさすがユニクロです。

GU

筆者撮影
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GUの「パラシュートパンツ」はワークマンのカーゴパンツと同じぐらい、ワイドなシルエットになっています。

ですがカーゴポケットは付いておらず、腰部分にしかポケットがないためシンプルなデザインです。

ユニクロ、ワークマンに比べるとミリタリーテイストの主張がなく、きれい目な見た目に仕上がっています。

ワークマン

筆者撮影
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ワークマンの「M47タイプユーティリティカーゴパンツ」は、ワークマンには珍しくかなりワイドなシルエットになっています。

ワークマンのパンツラインアップを見ると細身のシルエットが多いですが、このカーゴパンツはトレンドを抑えた作りです。

フラップ付きの前ポケットにカーゴポケットもしっかり付いているので、本格ミリタリーパンツの見た目に仕上がっています。

素材の違い

ユニクロ

筆者撮影
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ユニクロUの「パラシュートカーゴパンツ」はナイロンとコットンの混紡素材が使われています。

ナイロン100%のパンツに比べると重たくなりますが、見た目のカッコよさは群を抜いています。

ナイロンにシワ加工を施してコットンライクな見た目にする方法もありますが、コットンが入っている方が自然な陰影が出て立体感が増すんです。

さらにコットンによって若干毛羽立ちのある生地になるため、見た目に高級感も出ます。

従来はコットンが入るとガッシリして重たくなりますが、ユニクロは細めのコットン糸を使用しています。

見た目のきれいさ、高級感を出しながらも軽量なカーゴパンツに仕上げるという、ユニクロのこだわりが窺えます。

GU

筆者撮影
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GUの「パラシュートパンツ」にはナイロン100%の素材が使われています。

一般的なカーゴパンツはコットン100%やナイロンとコットンの混紡が多いですが、そのようなパンツは重たくなり肌触りも硬くなります。

ですがナイロンを100%使用することで軽量にでき、軽やかにカーゴパンツを履きこなせるんです。

シワ感をつけたナイロンを使用しているので光沢がなく、安っぽさもありません。

リップストップと呼ばれる引き裂きに強い織組織が採用されているため、キャンプなどのアウトドアシーンでガシガシ使えるのも魅力です。

ワークマン

筆者撮影
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ワークマンの「M47タイプユーティリティカーゴパンツ」も、GUと同じくナイロン100%の素材が使われています。

こちらはマウンテンパーカに使われるような、ガシッとした無骨な印象のナイロン素材です。

GUのナイロン素材と同じくシワ加工がされており、光沢がありません。

安っぽいテロンとした見た目にならないため、高見えするカーゴパンツです。

ワークマンのパンツにはテフロン剤を使用した撥水加工が施されています。

そのため街履きしているときの急な雨であったり、キャンプ中に水をこぼしたりしても安心して使えるカーゴパンツになっています。

各ブランドのギミックをチェック

ウエスト

筆者撮影
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ウエスト部分のデザインを見てみると、ワークマンだけ前部分にボタンが見えます。

一方ユニクロとGUはボタンがなく、紐でサイズ調整をする仕様でシンプルな見た目になっています。

ワークマンとユニクロのカーゴパンツにはベルトループがありますが、GUには付いていないためベルトによるサイズ調整はできません。

GUのサイズ調整紐は前に見えているため、シャツをタックインしたときの見た目の良さはワークマンやユニクロの方が上でしょう。

カーゴポケット

筆者撮影
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GUの「パラシュートパンツ」にはカーゴポケットが付いていません。

一方ユニクロとワークマンのパンツには、カーゴポケットが付いています。

どちらのブランドも野暮ったく見えないような工夫がなされていて、正面から見える部分にはマチが付いていません。

ポケットの下の部分と後ろ側にだけマチをつけることで、きれいなシルエットになるんです。

カーゴポケットならではの容量を確保しながら、デザインにもこだわる工夫が見てとれます。

各ブランドのカーゴパンツ気になる点

ユニクロ

筆者撮影
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ユニクロUの「パラシュートカーゴパンツ」は裾部分のサイズ調整方法が紐になっています。

裾を絞ると常に紐が出ている状態になるため、歩いている最中に紐を踏んづけて転んでしまうリスクがあります。

ワークマンとGUのカーゴパンツの裾はドローコードになっているため、絞っても絞らなくても紐が垂れません。

きれいなデザインで普段着でも合わせやすいカーゴパンツなので、紐ではなくドローコードだったらより快適に履けたでしょう。

GU

筆者撮影
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GUの「パラシュートパンツ」にはベルトループが付いていません。

前部分に紐が付いているだけなので、この紐でサイズ調整をするしかないんです。

ベルトほどしっかり締められないため、人によってはずり下がってきてストレスを感じるかもしれません。

また紐が前面に出ているため、シャツをタックインしたときの見た目も気になります。

ワークマン

筆者撮影
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ワークマンの「M47ユーティリティカーゴパンツ」は、ユニクロ、GUと比べてサイズ展開が少ないです。

ワークマンのパンツにしては珍しいワイドシルエットなので、サイズを落として履きたい方もいらっしゃるでしょう。

あるいはトレンドを意識して、ワンサイズ上げて履きたい方もいらっしゃるかもしれません。

サイズ展開が少ないがゆえに、こういったニーズに対応できないのが気になる点です。

各ブランドのカーゴパンツおすすめの人

ユニクロ

筆者撮影
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ユニクロUの「パラシュートカーゴパンツ」は、普段着できれいにカーゴパンツを履きこなしたい方におすすめです。

コットン素材が入っているため、GUやワークマンのカーゴパンツに比べると見た目に高級感があります。

シルエットはワイドですが、左右に入っているタックのおかげで横だけでなく前にも後ろにも立体感が生まれています。

そのため野暮ったさを感じさせない、きれいな印象があるんです。

大人の男性がカーゴパンツを履きこなすなら、ユニクロの「パラシュートカーゴパンツ」が一番おすすめです。

GU

筆者撮影
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GUの「パラシュートパンツ」は、ゴテゴテしたカーゴパンツが苦手な方におすすめのパンツです。

太もものカーゴポケットがないため、ユニクロやワークマンに比べるとシンプルな見た目になっています。

生地はナイロン100%なのでユニクロほど重たくありません。

またワークマンのカーゴパンツよりもガッシリ感が少ない素材なので、主張が控えめです。

試しにトレンドのワイドパンツを履いてみたいという方は、GUの「パラシュートパンツ」がチャレンジしやすいでしょう。

ワークマン

筆者撮影
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ワークマンの「M47タイプユーティリティカーゴパンツ」は、アウトドアでガシガシ使いたい方におすすめです。

ナイロン100%のガッシリとした素材なので、軽量でありながら耐久性もあります。

さらにユニクロやGUと違って、パンツにはテフロン撥水が施されています。

水だけでなく耐油性もあるたキャンプや釣りでも使えるんです。

アウトドアでもお気に入りのカーゴパンツを履きたい方は、ワークマンで選びましょう。

お気に入りのカーゴパンツを見つけてトレンドを抑えよう!

ユニクロ、GU、ワークマンの人気ブランド3社のカーゴパンツを徹底比較しました。

どのブランドにもそれぞれのこだわりポイントがあるので、自分の好みに合わせてカーゴパンツが選べます。

お気に入りのカーゴパンツをゲットして、今年の秋冬をおしゃれに楽しみましょう。

各パンツのサイズ感や、さらに詳細な説明は下記の動画から確認いただけます。

機能性生地クリエーター。現役機能性生地屋で海外輸出業14年以上の経験。アウトドア, スポーツ大手ブランドと共に1,300点以上の機能性生地を開発。その経験を生かし、アウトドアやスポーツ向け商品を分かりやすく解説します。アウトドア、スポーツに役立つ機能性の高い商品を中心にYouTubeにて配信。

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