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大谷選手と愛犬・デコピンちゃんの始球式が大成功した理由 #専門家のまとめ

石井万寿美まねき猫ホスピタル院長 獣医師
MLB Japan@MLBJapanのXより

大谷翔平選手は28日(日本時間29日)、オリオールズ戦で、自身と愛犬デコピンちゃんのボブルヘッドを配布しました。

試合前の始球式にはデコピンちゃんが登場し、大観衆の前で堂々と役割を果たしました。このイベントは、大谷選手ファンや動物好きの心を鷲づかみにし、多くの人々を和ませました。

この企画の成功の背景には、大谷選手の努力とデコピンちゃんの深い絆があり、その点についても考察してみましょう。

ココがポイント

▼デコピンちゃんが物怖じすることなく、大観衆の中、1匹で軽やかにまっすぐボールをちゃんとくわえて大谷選手のもとへ駆け寄る

・本日の主役・デコピンが“始球式” ボールをくわえて主人の待つホームへ 大谷翔平とお利口ハイタッチ(スポーツ報知)

▼始球式が大成功した理由のひとつは3週間もの間、大谷選手がデコピンちゃんと練習し、事前に球場にも足を運ぶ予習までしていたこと

・「3週間ぐらい、練習しました」大谷翔平「僕が緊張」始球式で“ストライク投球”デコピンの裏話を紹介(スポニチ)

▼多忙な大谷選手ですが、時間をみつけて自らデコピンちゃんとボールで遊ぶ感覚で投げるそして取ってくるなどをして教えました

・ドッグトレーナー大谷翔平 多忙でもデコピン預けない“三刀流”(スポニチ)

▼大谷選手と同じ背番号17のユニホームを着てデコピンちゃんが登場し、大谷選手とのお揃いのユニホームで仲の良さをアピール

・大谷愛犬デコピンが異例の始球式 17ユニで抱えられ登場…投球“成功”に場内大喝采(Full-Count)

エキスパートの補足・見解

デコピンちゃんはしっかりと訓練を受け、非常に知的な犬です。大勢の観客が見守る中でも自信を持って行動し、大谷選手のもとへボールをくわえて駆け寄る姿は訓練の成果であり、愛らしく感動的でした。

スタジアムでの大きな歓声にも驚かず、堂々と役目を果たすデコピンちゃんの姿は、観客に深い印象を与えました。

この企画が大成功した背景には、多忙な大谷選手が自ら訓練を施した事実があり、公の場に愛犬を連れて行くには、日常からのしつけが不可欠であることを示しています。

大谷選手とデコピンちゃんの絆の深さが、今回の成功の鍵であったと言えるでしょう。また、この大谷選手とデコピンちゃんの関係は多くの人々に感動を与えました。

まねき猫ホスピタル院長 獣医師

大阪市生まれ。まねき猫ホスピタル院長、獣医師・作家。酪農学園大学大学院獣医研究科修了。大阪府守口市で開業。専門は食事療法をしながらがんの治療。その一方、新聞、雑誌で作家として活動。「動物のお医者さんになりたい(コスモヒルズ)」シリーズ「ますみ先生のにゃるほどジャーナル 動物のお医者さんの365日(青土社)」など著書多数。シニア犬と暮らしていた。

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