「ウメジロー」を写真で撮りたい。

春の気配を感じる２月において、「ヤマザキ春のパンまつり」とともに、気になる存在なのが、ウメジローだ。ウメジローは、梅の樹上で戯れるメジロ。つまりは、梅という春を彩る木々と、野鳥のメジロの可憐な姿を共に写真に収めたいというわけである。

豊橋の梅の名所といえば、向山町にある「梅林園」。「春まつり」が３月５日まで開かれている。「『ウメジロー』を撮りたい」というわけで、カメラを携えてさっそく現地に向かってみた。

園内は、驚くほど人が多い。そのほとんどが、カメラやスマホを梅の木に向けている。中には、三脚を立てて写真を撮っている本格派カメラマンの姿も見受けられた。

私の目当ては「ウメジロー」。梅の樹上で遊ぶメジロは、園内で容易に発見できる。

ところが、いざカメラを向けると、メジロの撮影は難しい。動きが鋭く機敏で、メジロの姿をレンズ内になかなかとらえられない。スマホでの撮影も試みたが、写メは絶望的だ。メジロのぼやけた緑色だけが、確認した画像に残る。

こちらが苦戦しているのをいいことに、メジロは挑発的だ。梅の木の上で、小気味よいダンスを刻んでいる。

しかし、シャッターチャンスはある。メジロが梅の花の蜜を口にしている時だけ、飛翔するまでの時間が止まっているかのような瞬間が訪れる。まばたきも許されない一瞬だ。

一瞬に賭けて、画像に収めたウメジロー。なかなかの充実感が得られる。みなさんも向山緑地の梅林園で、すばしっこく動くウメジローと遊んで（遊ばれて？）みてはいかがでしょうか。

見ごろを迎えている現在、園内で咲き誇る梅林は素晴らしく、紅、白、ピンクなど色とりどりの梅の花が目を楽しませてくれます。

なお、豊橋市が「春まつりインスタグラムフォトコンテスト」を開催しています。梅林園で撮った自慢の画像は、ぜひ【うめ部門】で応募しましょう。

詳細は、https://www.city.toyohashi.lg.jp/49290.htm

【今回の紹介スポット】

名称：向山緑地内梅林園

住所：豊橋市向山町南中畑