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韓国が台湾に勝利し2勝1敗で決勝進出 19日に日本と再戦<アジアプロ野球CS>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
5回1失点と好投のウォン・テイン(写真:スポーツ朝鮮)

24歳以下を中心とした選手が出場する国際大会「アジアプロ野球チャンピオンシップ」。韓国はともに1勝1敗の台湾との対戦に6-1で勝利し、4チーム中2位で決勝進出を決めた。

試合は韓国の先発ウォン・テインが好投。5回84球を投げて被安打3、4回に4番劉基鴻に喫したソロホームランの1点に抑えた。

打線は初回に四球の走者2人を置いて、4番ノ・シファンがレフトにタイムリーヒットを放って1点を先制。2回には1番キム・ヘソン、2番キム・ドヨンの連続タイムリーで追加点を挙げた。さらに前日の日本戦の最終回、代打ホームランを放ちこの日5番に入ったキム・フィジプの2点適時打で韓国はこの回4人がホームに還った。

韓国は5回、7番キム・ジュウォンがライト線に適時三塁打を放って6-1に。この日のキム・ジュウォンはヒット、二塁打、三塁打の順に放ち、3安打を記録した。

韓国打線は10安打6得点。オーストラリア、日本戦と無安打だった3番ユン・ドンヒが二塁打と内野安打を放つなど、各選手が結果を残した。日本との決勝戦は19日18時から行われる。

⇒ アジアプロ野球チャンピオンシップ2023日程と結果 韓国代表一覧

◇11月18日(土)の結果

・アジアプロ野球チャンピオンシップ

 韓国 6 - 1 台湾(東京ドーム)

 勝:ウォン テイン

 敗:王彦程

◆「あすの先発はクァク・ピン」

決勝日本戦に韓国はクァク・ピンが先発する。クァク・ピンは「(台湾戦に勝って)チームの雰囲気がいい中で投げることはプレッシャーになるが、どんな結果になろうとベストを尽くしたい。自分の状態はいい。日本の選手は1番から9番までみんないいバッターなので全員を警戒していきたい。東京ドームのマウンドはWBCで経験しているので問題はない」と話した。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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