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【泉南郡】リピ30回超え。濃厚にんにくダレに浸るパリパリ鶏が凄まじい旨さ 人生一の『愛しの油淋鶏』

旅する日々の記憶と記録。matka08ライター(泉佐野市など)
I LOVE YOU

お店で、テイクアウトで、もう30回以上はリピートしている『愛しの油淋鶏(ユーリンチー)』をご紹介します。この油淋鶏を食べたら、もうほかでは満足できない。
そんな人生一の油淋鶏です。

「台湾料理 鴻福」

泉南郡田尻町にある「台湾料理 鴻福(こうふく)」吉見店は、阪南市(本店)にある同店の2号店。オープンから1年半ほどが経ちます。「最後の晩餐」の候補にあがっているほどこの店の油淋鶏が大好きで、その食べ方にも強いこだわりがあります。

*「油淋鶏」は中国の料理です。素朴な中国の家庭料理として知られています。

油淋鶏にまみれたい

「台湾料理 鴻福(こうふく)」では、お得な定食メニューが多数用意されています。

「日替りランチ」や「ラーメンセット」「唐揚げセット」など、どれもコスパ最高
「日替りランチ」や「ラーメンセット」「唐揚げセット」など、どれもコスパ最高

「定食メニュー」は単品の料理に、ライス、スープ、スイーツを含む小鉢4品が付いて1089円(税込)からとお得なお値段となっており、油淋鶏を食べるなら断然「油淋鶏定食」がお得。

「油淋鶏定食」1089円(税込)
「油淋鶏定食」1089円(税込)

ですが、油淋鶏だけを食べ、油淋鶏にまみれたいわたしは、この時ばかりはあえて単品とライスをオーダーします。

*「まみれたい」”まみれる”の本来の意味合いとはすこし異なります。好きすぎて困った状態であるけれどひっついていたいというニュアンス。

『愛しの油淋鶏』

油淋鶏869円(税込)、ライス(中)209円(税込)
油淋鶏869円(税込)、ライス(中)209円(税込)

鼻腔を濡らす湿ったにんにくの匂い。揚げたての鶏の衣はぱちぱちと踊り、生姜醤油、ねぎ、甘いような酸っぱいような濃厚でいてあっさりしているような香りを放ちます。
食べる前からもう美味しい。
同店の油淋鶏の特徴は、細く刻まれた鶏肉。そのどれもがしっかり衣を纏(まと)っていて、濃くて甘いにんにくダレによく絡む。

どれひとつ脱落していない衣
どれひとつ脱落していない衣

皿の底には繊細なキャベツが敷き詰められていて、その役割も大きい。

弱々しく繊細なキャベツがタレを吸う
弱々しく繊細なキャベツがタレを吸う

パリパリの鶏にタレで濡れたキャベツを絡ませ頬張ると、薬味も含めたいろんな素材が混ざりあった美味しさが口いっぱいに広がり、天を仰ぎ思わず鼻で深呼吸してしまう。
そして、その余韻にしばらく浸りたくなる。凄まじい旨さ。

パリパリの鶏もいいけれど、ひたひたの鶏もいい。食べ進める中で味わいや食感が変化していくのも楽しい。

ここまでくると、もうキャベツすらごちそう。掬(すく)いあげたキャベツに拾われたにんにくは「生」であるからこそ香りが強く印象深い。揚げた鶏や薬味のエキスが染み出たタレは、よりまったりとよりまろやかに。

毎回感じる 終わってしまう寂しさ。
でも、また次があるという希望。
こんなにも多幸感をもたらしてくれる食べ物はそうないと思う。
愛してやまない油淋鶏。この街にあって本当によかった。

穏やかなバックグラウンド

素晴らしく眺めのいい店内は、『愛しの油淋鶏』を食すのにぴったりなロケーション。
窓際にテーブルが5卓、小上がり席に7卓、入り口近くのカウンターに5席が用意されています。また、忘年会、新年会シーズンは、2階の個室(30名ほど収容可能)も利用できます。

*個室利用はもちろん、お食事も予約がおススメ。

私的な庭が眺められる明るい店内
私的な庭が眺められる明るい店内

足を放り出せる小上がり席
足を放り出せる小上がり席

じっくり料理に向きあえるカウンター席
じっくり料理に向きあえるカウンター席

スタッフの方は台湾料理を学んだ中国の人たち。

店長の陳さん
店長の陳さん

みなさん優しくてとても気さくな人ばかり。
こんな穏やかなバックグラウンドも豊かな食体験にはとても重要です。

人生一の『愛しの油淋鶏』。
また誰かの“人生一”になることを願っています。

ごちそうさまでした
ごちそうさまでした

【基本情報】

店名:「台湾料理 鴻福」吉見店
住所:泉南郡田尻町吉見168-2(Googleマップ参照)
Tel:072-466-3330
営業時間:昼/11:00~14:30 夜/17:00~22:30
定休日:火曜
駐車場:あり(店前に20台駐車可)
取材協力 「台湾料理 鴻福」吉見店 店長 陳 様
*記事内容は取材当時のものです。

ライター(泉佐野市など)

大阪府泉南市・泉南郡・泉佐野市担当。 なんでもない日々を旅するように暮らす日常写真家。「ローライ35s」という小さなフィルムカメラでささやかな日常を記録しています。私たちのまちのちょっとうれしくなるあんなことこんなこと。みなさまの日常がもっともっと楽しくなりますように。 2023年2月、2023年5月、2024年9月MVA受賞

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