各線垂水駅から徒歩3分の場所にあるコーヒースタンド「ansisi coffee(アンシシコーヒー)」。

公式Instagramで投稿されるスイーツは、見ているだけで楽しく「どんな味？食べてみたい」と思わせる力があります。

※アイキャッチの画像と次の2つの画像は、公式Instagramから許可を頂いて掲載しています

最近では、自分の「推しスイーツ」を見つけてリピートする人も多いのだとか。
さっそくお店に行ってみることにしました。

駅近だけど、ゆっくりと時間が流れるコーヒースタンド

「ウエステ垂水」北側の通りから、ガラス越しに店内をのぞきます。

レジ横のショーケースには大きくて美味しそうなマフィン、スコーン、ケーキが、堂々とした様子で陳列されています。

店内に入ってみました。

こぢんまりとした店内は、一面だけ深いネイビーの壁。
その手前にあるカウンターは白いメトロタイル柄になっていて、ネイビーと白のコントラストが少し都会的な雰囲気を出しています。

買い物の合間に一息つきたくなる空間です。

注文しました

スイーツも気になるけれど、お昼時なのでお腹も空いています。

フードメニューから「ハニー粒マスタードエッグサンド」、テイクアウトで「ほうじ茶白玉マフィン」を注文しました。

スペシャルティコーヒーは、店主さんの説明と黒板の説明を参考に選びます。

酸味が強いものは苦手なので、今回は「インドネシア ゴールド トップ マンデリン」というコーヒーにします。

子供達へのお土産に「m＆mクッキ－」を追加して注文完了です。

店主さんにお話をうかがいました

出来上がりを待っている間に、店主さんにお話をうかがうことができました。

店名に使われている「ansisi(アンシシ)」は、ギリシャ語で「花が咲く」という意味があるそうです。(スペルは当て字だとか)

壁には、店主さんの作ったアートが飾ってあります。

コーヒー豆でできた土壌から、芽吹き、花咲くまでの経過を感じさせる作品は、店主さんがお店に込められた思いを感じます。

魅力的なスイーツ、居心地のよいインテリア、人が集うコーヒースタンド。
その多才さに驚いていると、店主さんが今に至るまでの経緯を話してくれました。

雑誌に掲載されたカフェの情報を見たり、実際に行ったりすることが好きだった店主さんは、「好きなことを仕事にしたい」という思いから、コピーライターとして働いたこともあるのだとか。

始めてみると「この仕事は好きではない」と分かり、すぐに仕事を辞めたそうです。

「仕事は仕事って言う人もいますが、ぼくはそれでは嫌なんです。仕事は好きでないと続けられない」
と、店主さんは言います。

始めた頃は「好きな仕事」であっても、多忙すぎると楽しむ気持ちを置き去りにして「ただの仕事」に変わってしまうことも。
そうならないために、基本的に週2回は必ず休みをとることを意識的にしているのだとか。

「好きな仕事を好きなままで続けるコツ」

店主さんにとって仕事が好きであることは、独創的なスイーツを創造する絶対条件なのかもしれません。

イートインでいただきます

楽しいお話を伺っている間に、サンドウィッチとコーヒーができたようです。

さっそく一口ほおばると、ハニーマスタードの甘味と酸味が、卵と相性抜群でびっくり。

「ザク、ザク」という食感が何かと思ったら、なんと「フライドオニオン」でした。
そしてすべての味をピリッとまとめる粗挽き黒こしょう。

ふと気付くと、残り1切れになっています。
「あれ？もう3切れ食べた？」

美味しいものを夢中で食べていると、よくあるんです。
我を忘れて、2つ目、3つ目を食べてしまっていることが…。

夫がいたら、夫のせいにしていたかも。

コーヒーがこちら。

酸味はほとんど感じず、柔らかく深い味わいです。
「このコーヒーにしてよかった」

コーヒーのカップを両手で持っていると、時間がゆっくり流れる気がします。
呼吸も深～くできている気がします。

美味しいコーヒーのせいでしょうか。
居心地のよいお店のせいでしょうか。

家族と一緒にマフィンとクッキーを楽しみました

テイクアウトしたマフィンがこちら。

中に白玉とあんこが入っています。

ほうじ茶の香ばしさが、白玉とあんこを引き立てます。
甘さ控えめなので、朝ご飯や軽食にもよさそう。

コーヒーとの相性も抜群です。
コーヒーとほうじ茶、コーヒーとあんこって本当に合うんですね。

子供へのお土産です。

1枚しか買わなかったので、子供3人の間で戦争がおきるかも…と不安になってきました。

「ぼく、青と黄色のチョコが入っているヤツ！」
「お兄ちゃんは一番小さいのでいいよ」
「わたしのが一番大きい。やった～」

店長さん、魔法まで使えるんですか？