【川崎市川崎区】推しのある人生は愉しい! 川崎の誇る演芸劇場に通ってみませんか?
こんばんは!
川崎を中心に、文化情報やおいしいお店のレビューを発信しています、小劇場俳優のAshです。
先日、久しぶりに川崎南部にある大島劇場に行ってきたので、みなさんにもぜひご紹介したいと思います。
大衆演劇の劇場
川崎区にある大島劇場は、大衆演劇専用の劇場です。
大衆演劇ってなんやねん、という方もいらっしゃるかと思いますが、日本の演劇事情を一から説明しているとなかなか大変なので、ここでは「歌謡ショー+人情時代劇」を観ることができる、比較的小さな劇場で行う地方周りの劇団の舞台、と言っておきます。
私は平日夜の公演に伺ったのですが、大島劇場の外観はこんな感じ。
今来ている劇団のノボリと、お花が目立ちますね。
入り口
入り口はこちら。当日券でも入れます。人気のある劇団の千秋楽などだとすでにファンの持っている前売り券(後述します)でいっぱいなこともあります。
チケットはこちらの窓口で買います。入場料金は大人=1,800円、子ども1,000円(4才~小学6年生)ということで、大衆演劇というだけあってとても安価です。
今回きているのは「優木劇団」さんです。
私が忙しすぎてなかなか記事を書けず、明日が千秋楽となってしまいました。(もっと早くご案内したかったのに、ごめんなさい。)
劇場の中
チケットを買って中に入ると、こんな感じで、お菓子を売っています。
靴を脱いで桟敷席に上がります。
座布団と座椅子は有料。
100円くらいなので、あった方が快適です♪ ちなみに、マイ座布団の持ち込みはNGですよ。
演目は、人情芝居と歌謡ショー
劇場の横の壁に、今月の予定が貼ってあります。
これだけ観ても、どんなお芝居かはわかりませんね。
それぞれの回の簡単な内容は、途中の口上で若座長が流暢に説明してくれました。
ちなみに、お芝居の間は写真は撮れません。
歌謡ショーで存分に撮りましょう。
若座長の華が売りの優木劇団
さて、今回拝見した優木劇団さんは、関西の劇団。
関東での公演が初めてということで、さすがに平日の夜の席はそれほど埋まっていませんでしたが、いやいやどうして、なかなか見応えのあるショーで魅せてくれました!
花形は若座長、若干17歳の優木直弥さん。
美しい所作も見応えがあります。
芝居では三枚目役も見せてくれました。
これは芝居中ではなくて、そのあとの口上なのですが、前の芝居でつけていた衣装&メイクのままで、上の写真と同一人物とは思えないですね。(笑)
喋りの巧さも客いじりの間もとってもお上手でした。
お花を販売
若座長の口上の後、役者たちがお花と前売り券を販売にきます。
お花は、一般的には歌謡ショーの間にひいきの出演者に胸にお花(とお金)をつけるためのグッズです。
買わなきゃいけないの? と焦らなくても、大丈夫。ごひいきができたり、満足して1800円のチケット代では足りない気がしたら、買えばいいのです。
前売り券もこのとき販売してくれます。
直弥若座長のブロマイド?入りのマスク付きで販売していました。 優木劇団さんにハマっている友人は、千秋楽までできるだけ通うの!と購入していましたよ。
歌謡ショー
私は役者ですし、芝居が好きですが、一般的にはやっぱり大衆演劇といえばこの歌謡ショーが見せ場です。
直弥若座長は、二枚目に戻っています(笑)。
それどころか…
女形もこの神々しさ。
いいよねえ、17歳。(別に私が17に戻ったとしてこの色気に勝てる気はしないww)
座長の口上
こちらが優木劇団座長の優木誠さん。 直弥若座長のお父さんですね。
関西弁でとっても柔らかい感じの語り口が魅力的。
大衆演劇の劇団は家族経営なことが多いです。 若座長も、小さい頃からお父さんの芸を見て、腕を磨いたんでしょうね。
座長の舞踊ショーもなかなか色っぽくて好きでした。
若手が弾ける姿に癒される
直弥座長だけでなく、今回の出演者はみんなとっても若くて可愛かったです。
女の子もいますよ。
舞台から降りて近づいてきてくれるのもいいですよね。
最後はみんなでお祭りマンボ!!
このあたりまでくると、「あれ?ジャ◯ーズのコンサートだったっけ?」というような感覚になります(笑)
お見送りも
舞台がハネると、最後は役者陣がお見送りをしてくれます。
このあたりは小劇場も同じですが、このコロナ禍でいろいろなことが変わったので、久しぶりに、こういうアットホームな舞台を観ることができて幸せでした。ご一緒してくれた友人に感謝、感謝です。
優木劇団さんは27日の大島劇場での千秋楽を終えると、10月、11月は茨城県での巡業のようですよ。
若座長のツイッター↓や、観劇情報サイトなどでチェックしてくださいね。
優木劇団さん、千秋楽、大入りになりますように!!そして、またぜひ大島劇場にきてくださいね!心よりお待ちしています♪
興行主さん、ぜひ優木劇団さんを川崎に呼んでくださーい。
そして、この記事を読んでくださったみなさまは、ぜひ大島劇場へ足を運んでみてください。大衆演劇は、純粋にわかりやすく、そしてチケット代も安く、まさに大衆のための演劇!
一度ハマってしまうと、ずーっと「推し」を追いかけてキラキラしていられますよ。ぜひ、一度お試しくださいね!
大島劇場
住所:川崎市川崎区大島2-16-1
電話番号:044-222-8809
営業時間:夜の部=18時〜21時、昼の部=13時〜16時(土日祝のみ)※公演1時間前より入場可
アクセス:JR、京急川崎駅東口より臨港バス(川22三井埠頭行き、もしくは川23大師行き)で約10分
追分で下車したのち、進行方向に進み徒歩3分「渡辺外科」の角を左折
公式サイト=大島劇場