永島まなみ騎手、絶妙な逃げ切りでJRA重賞初制覇/父の日に最高のプレゼント #専門家のまとめ
16日、阪神競馬場で行われたマーメイドS(GIII)でデビュー4年目の永島まなみ騎手騎乗のアリスヴェリテが優勝。人馬ともにJRA重賞初制覇を達成した。
ハンデ戦で斤量50キロは好条件だがアリスヴェリテは前走2勝クラス2着の条件馬で格上挑戦。外の7枠13番から最内にいる同型馬をさばき、1000m通過58秒3という思い切りのいい逃げをみせ、見事に勝ち切った。
ココがポイント
▼ひたむきに頑張ってきた永島騎手の重賞初勝利に、先輩後輩騎手など多くの関係者からの祝福の声が寄せられた
・【マーメイドS】永島まなみ 10度目挑戦で重賞初制覇「凄くうれしい」先輩、後輩関係なく祝福の嵐(スポニチアネックス)
▼マーメイドSのレース映像。永島まなみ騎乗のアリスヴェリテが軽快に逃げ切り人馬ともに重賞初勝利を果たした
▼レース後、永島まなみ騎手は「『後ろ、こないでくれ』という思いはあったがそれ以上に馬がこたえてくれた」と勝利を喜んだ
▼この日は父の日。父の永島太郎師、師匠の高橋康之師は共に永島まなみ騎手の初重賞制覇を飛びあがるほど喜んだ
・【マーメイドS】永島まなみ 重賞初Vに父・永島太郎師「まだまだこれから」師匠の高橋康師は大喜び(デイリースポーツ)
エキスパートの補足・見解
永島まなみ騎手はとても馬が好きで、かつ研究熱心だ。筆者もデビュー直後の彼女が先輩たちのトレーニング法を積極的に学んだり、馬の写真をとても愛おしそうに見ている様子を見ていたので、個人的にもとても嬉しい勝利だった。
騎手は信頼され、いい馬に騎乗し、勝利へと導くのが仕事だ。インタビューで永島まなみ騎手は周囲の人々に感謝の言葉を述べているが、そういった彼女の人徳に重賞制覇という実績が加われば、さらに騎乗馬にも恵まれていくだろう。今後のさらなる活躍がとても楽しみだ。