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このジョイント矛盾してない?絶対組み立て不可能な「ガンプラくん」

シゲチャンネルプラモデラー

こんにちは!
ガンプラをライフワークとするモデラ― シゲユキです。

当記事では、ガンプラの「製品構成」や「ギミック」などを紹介しています!

今回のガンプラは、ガンプラの販促キャラクター「ガンプラくん」シリーズより、

ガンプラくんDXセット(ランナーVer.再現パーツ付き)です!

品名:1/1 ガンプラくんDXセット(ランナーVer.再現パーツ付き) [RX-78-2]
定価:1,100円(税込)
発売日:2023年4月29日
販売形態:一般販売

最寄りのプラモデルお取扱店でお買い求めいただけます。
ネットではガンプラの高額転売が横行していますので、購入価格には十分ご注意ください。

◆前後ショット◆

バンダイホビーセンターの生産ラインから現れた謎のガンプラ「ガンプラくん」。
プラモデルとしての誇りと情熱にあふれ、プラモデルの楽しさを伝えていくことを使命としています。

CMでおなじみの販促キャラクターですね。
「水星の魔女」の放送時にはほぼ確実に流れるので、ご存じの方も多いのでは?

機動戦士ガンダム 水星の魔女
ガンダムシリーズのテレビアニメとしては「鉄血のオルフェンズ」以来7年ぶりの新作です。
第一期は2022年10月2日より毎週日曜午後5時?、全国28局ネットにて放送。
第二期は2023年4月9日より毎週日曜午後5時?、全国28局ネットにて放送。

比喩ではなく、リアル2頭身(それ以上?)のガンダムです。

可動モデルとしてみると絶望的に動きませんが、ディスプレイモデルにするなら「癒し効果」抜群!
卓上マスコットにお勧めですw

※ マニュアルにも「可動モデルには向きません。」と記載されています。

◆サイズ比較◆

HGUC版ガンダム(バンダイホビーサイト)と並べるとこんな感じ。

設定上の全高は、ガンダムが18.0mで、ガンプラくんは不明

ですが、実際測ってみると約78mmでした。

ガンダムの型式番号「RX-78」にかけたのかもしれませんねw

◆バリエ元と比較◆

当製品は、以前雑誌の付録になっていた「ガンプラくん[ペインティングモデル]」のバリエーションキットとなっています。

ペインティングモデルに付属品(後述)を追加し、パーツに色を付けたのが当キットです。

色分けは黒い部分のみがシールで、ほかは全て成形色で再現されています。

本体の造形に差はありません。

◆パーツ構成◆

成形品 x 3、シール。

成形品の素材には「LIMEX(ライメックス)」と呼ばれる新素材が使われています。

LIMEXは石灰石を主原料とする日本生まれの複合素材で、CO2の排出量削減などが期待されている、とってもエコなプラスチックです。

ちなみにランナー上には「PS」と記載がありますが、一般的なPS用接着剤は使えませんのでご注意ください。

ランナー
パーツがつながっている枠の部分のこと。

接着剤が必要?
当キットはスナップフィットなので、普通に作るだけなら接着剤は不要です。

ランナーの大きな写真は以下をご参照ください。
1/1 ガンプラくんDXセット(ランナーVer.再現パーツ付き) [RX-78-2](当方のブログです)

◆付属品◆

体以外の付属品は次のとおり。

  • ビームライフル
  • ビームサーベル
  • シールド
  • 台座
  • ランナーVer.再現パーツ

ビームライフル

お馴染みの主兵装ですが、戦う相手は特にいないと思います…。

一体成型でデザインは左右対称です。

もちろん手に持たせることができ、反対側でも問題ありません。

ただ個体差かも知れませんが、左手はちょっとキツかったです。

ビームサーベル

背中に2本マウントされています。

これらはバックパックと一体化しているので当然抜けません。

利用の際は、それとは別に付属しているエフェクト一体型の物を持たせます。

ライフル同様、左右いずれの手でも保持可能です。

でもこのままだとランナーの切れ端みたいですね…。(;^ω^)

大した手間でもありませんし、マーカーとかで塗っちゃうといいと思いますw

余談ですが、グリップのサイズは「ビームライフル」も「ビームサーベル」も2mmくらいで、一般的なガンプラとは互換性がありません。

シールド

俗に言うガンダムシールド。これも一体成型です。

裏側には、ご覧のような突起物があり、

装備の際はこれを利用して腕に装着します。

接続はこんな感じで、固定も問題ありません。

台座

土台部分からアームが伸びただけのシンプルなスタンドです。

アームは軸接続で360度回ります。

利用の際はガンプラくんの股下にアームを接続。

こんなふうにディスプレイできます!

台座がなくても自立は可能ですが、安定性に欠けますし、使ったほうが安心です。

もしくば「アクションベース」など市販の丸軸スタンドを使うのもアリ。

※ 股下の穴は3mm径です。

ランナーVer.再現パーツ

文字通りですが「ランナーVer.」を再現するパーツです。

利用の際は、まず、ご覧の4パーツを組み合わせて土台部分を構成。

これにランナーパーツを接続します。

ガンプラくん本体は、頭と手足、バックパックを分離。

頭部にはジョイントパーツを下から差し込みます。

あとは、ガンプラくんのパーツをランナーに取り付けていけば…、

「ランナーバーVer.」の完成です!

ガンプラくんのオフィシャルサイトに掲載されている「ランナーの状態」を、ほぼ忠実に再現しています。

ただ…、

ここだけ変!


ボールジョイントが凸同士なので、この状態だと絶対組み立て不可能ですね…。(;'∀')

ガンプラくんのイメージイラストで確認すると、ボディ側が凹ジョイントになっていますから、設定と製品で構造が逆なっているようです。

たぶんプラモデルとしての強度の都合だと思いますが、なんかちょっと残念…。

以上、1/1「ガンプラくんDXセット(ランナーVer.再現パーツ付き)」のご紹介でした。

◆動画版◆

レビュー動画(YouTube)

組み立て工程(YouTube)

プラモデラー

ガンプラをライフワークとするモデラ―。ガンプラほか、主にバンダイ製キットの製品内容などを紹介しています。

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