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授業参観で挙手しない子どもに効果的だった!小学校の先生が実践した発表できるようになる3つの方法

ナナホシ教育/子育て/学校

 授業参観で、他の子どもたちが元気に手を挙げているのに、うちの子はなかなか手を挙げない。どうしてだろう?自分の意見を言えないのは将来困るのではないか?そんなふうに心配していませんか?でも、実は、手を挙げない子どもにも、自信を持って発言できるようになる方法があります。この記事では、私が実践した3つの方法と、私が学校で行っていた声かけや指導の内容をご紹介します。

私が実践した3つの方法

 手を挙げない子どもは、間違いを恐れる傾向があります。自分の意見を言うことに不安や抵抗を感じています。親としては、子どもの心理を理解し、それに応じた声かけをすることが大切です。私が実践した3つの方法は、以下の通りです。

1. 子どもの意見を聞いて、褒める

 子どもが答えたら、「そうなんだ。すごいね。」「それは面白そうだね。」「よくわかっているね。」などと、子どもの意見を肯定的に評価します。

2. 子どもの考えを主張する場面をつくる

 子どもに意見を求めたら、「なるほど。それはどうして?」「私はこう思うんだけど、どうかな?」「他にもこんな考え方もあるよ。どれがいいと思う?」などと、子どもの意見に対して、理由や感想を聞いたり、自分の意見を伝えたり、他の視点を提示して選択させたりします。

3. 失敗しても叱らず、励ます

 授業中に手を挙げない子が一番怖がっていることは失敗です。ですから、失敗した後に叱られると、子どもは「もう手をあげたくない」と思うようになります。そこで、「それくらいしか失敗しなかったの?すごいじゃん!」「失敗なんて誰にでもあるよ」と子どもの気持ちに寄り添って、言葉をかけてあげましょう。

学校で行われている声かけや指導の内容

学校では、手を挙げない子どもに対して、どんな指導をしているのでしょうか?実は、先生たちは、様々な声かけや工夫をしています。

 例えば、「手を挙げるのは、自分の意見を伝えるためだけではないよ。他の人の意見を聞くためでもあるんだよ。」などと、手を挙げることの意味や目的を教えます。

 また、以下のような声をかけて、手を挙げることのハードルを下げています。「発表できなくても手を挙げた子は勇気を持っていて素晴らしいよ。」「説明できなかったけど、黒板の前まで来てくれたね。その頑張りはとても素敵です。」「手を挙げるのは緊張すると思う人は、友達と一緒に手を挙げてみよう。」

 さらに、手を挙げた人に対して、以下のようにクラス全体で関心や評価を示すことを促します。 「手を挙げた人には、先生だけでなく、クラスメートも褒めてあげよう。」「聞いてる人がみんな黙っていたら不安だよね。だから、聞いている人は、0.5秒でリアクションしてあげよう。」  

 これらの方法を試してみれば、あなたの子どもも、自信を持って発言できるようになるはずです。

まとめ

 子どもの性格や状況によって、効果の出方は異なるかもしれません。子どもに寄り添ってあげることが大切です。

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