【名古屋市】「学びと交流」がテーマの新しい図書館が北区に。2/20オープンに向けクラファンも挑戦中!
2024年2月20日(火)、名古屋市北区に図書館がオープン予定です。
図書館というと、大きな公共施設をイメージしますよね。
しかし今回ご紹介するのは、団地1階の店舗を利用した小さな私設図書館『THE LIBRARY トキノハコ』。
本が読めるだけでなく、カフェが併設され、イベントや講座も開催される新しい形の図書館です。
「学びと交流」がテーマ!図書館でありカフェでもある。
場所は水草団地5号棟、商店街の中にあります。水草保育園の目の前で、お隣は地元で人気の魚屋さんです。
2024年2月20日のオープンに向け、現在急ピッチで開館準備が進められています。
私設図書館『THE LIBRARY トキノハコ』を立ち上げたきっかけ
代表の高野恵子さんとスタッフの方で、本の仕分け作業を行っているところにお邪魔しました。
私設図書館『THE LIBRARY トキノハコ』を作るきっかけは、様々な職種を経験してきた高野さん自身が働き方に悩んだ時、学びの必要性を強く感じたこと。
さらに知識を得るだけでなく、体験・実践を通じた学びこそが重要だと実感したのだとか。
図書館としての機能に加え、講座やワークショップも企画されているのは、そこから自然と出会いや交流が生まれ、学んだことを活かせる・アウトプットの場も提供したいと考えてのことです。
ブックカフェのような過ごし方もでき、学びやチャレンジも後押ししてくれる。新しいことを始めたい人にはぴったりのサードプレイスになりそうです。
並べる本は多種多様
現在、所蔵されている本はビジネス書、小説、児童書など多種多様。
公共図書館と違い、スペースに限りのある私設図書館としてはジャンルを特化しないことが意外に思いましたが、あえてジャンルを絞らないのは「偶然の出会いがチャレンジのきっかけになるから」なのだそうです。
ここにも学びを楽しもうとする姿勢を感じました。
本の寄贈も受け付けていると聞いたので「どんな本がよいのですか」とお尋ねすると、「マンガ雑誌以外なら、なんでも」とのこと。(公序良俗に反するものは不可)
個人的には状態の良い絵本など、「もう読まないけど捨てるには忍びない」というものがあるので、寄贈という形で役立てられるなら嬉しいですね。
団地内、しかも地域子育て支援センター事業を行っている保育園が近くにあるので、子育て世代の交流の場としても、うってつけではないでしょうか。
一箱本棚で自己表現も
面白いのが、一箱本棚オーナー制度を導入していること。
本棚の一箱を借りて、自分専用のレンタルスペースとして利用できます。
おすすめの本を置くことはもちろん、リトルプレスなど自分の作品の発表の場としても面白いのではないでしょうか。
本好きという共通点があれば、棚主さん同士のつながりもできそうですよね。
本に限らず、ハンドメイド作品や雑貨などを販売したり、自分や推しの活動のPRをしたり、アイデア次第で活用の幅は広がります。(生ものや匂いの強いものなど、置けないものもあります)
本オープンは2024年2月20日
改装前の店舗はかなり痛みが激しかったようですが、費用を抑えるため、ご自分で床や壁紙を貼るなど、コツコツDIYをされてきました。
立ち上げ資金は、ほぼ自己資金でまかなっているとのことですが、より設備や教材を充実させたいとの思いから、現在、CAMPFIREでクラウドファンディングにも挑戦中です。
気になった方は『THE LIBRARY トキノハコ』SNSや公式サイトをチェックしてみてください。
クラファン期限は2024年2月10日 23:59:59までとなっています。
図書館でもあり、カフェでもあり、地域交流の場でもある『THE LIBRARY トキノハコ』
本オープンは2024年2月20日(火)の予定です。
出会いを求めて、ふらりと立ち寄ってみるのも良いかもしれません。
新たな学びと交流の拠点として、引き続き注目していきたいと思います。
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