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終盤、両軍のミスが展開を左右した8、9位の対戦/元広島シン・ソンヒョン引退<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
9回にオ・スンファンから1号ソロを放ったイ・ドユン(写真:ハンファイーグルス)

22日のKBOリーグはチャムシル、インチョンの試合が雨の影響で中止。3試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

8位ハンファイーグルスと9位サムスンライオンズの対戦は投手戦に。1-0でサムスンのリードで7回に入った。

サムスンの先発デービッド・ブキャナンは、6回までハンファ打線を0点に抑える好投。しかし7回裏無死一塁でのバント処理で二塁に悪送球、無死満塁での空振り三振が暴投となって1-1の同点となった。

さらにブキャナンは2死二、三塁でボークにより三塁走者がホームへ。ブキャナンのらしくないプレーが続き、ハンファに1点のリードを許した。

一方のハンファは2-1で迎えた9回表の守備、2死二塁でショートのハ・ジュソクがゴロを落球。2死一、三塁となってサムスンは代打キム・ドンヨプの内野安打で同点とした。さらに8番イ・ジェヒョンの勝ち越しタイムリー、外野の送球ミスなどでサムスンはこの回4点を挙げて5-2と逆転に成功した。

ハンファは9回裏に途中出場のイ・ドユンがオ・スンファンから1号ソロを放つも及ばず、試合は5-3でサムスンが勝利。順位が入れ替わりサムスンが8位に、ハンファが9位となった。

◇8月22日(火)の結果

・LG 中 止 ロッテ(チャムシル)

 勝:

 敗:

・キウム 1 - 6 トゥサン(コチョク)

 勝:アルカンタラ

 敗:キム ソンギ

・SSG 中 止 NC(インチョン)

 勝:

 敗:

・KT 8 - 4 KIA(スウォン)

 勝:ソン ドンヒョン

 敗:イム ギヨン

・ハンファ 3 - 5 サムスン(テジョン)

 勝:イ スンヒョン#20

 敗:パク サンウォン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「元広島シン・ソンヒョン(トゥサン)引退」

トゥサンベアーズはシン・ソンヒョン内野手の現役引退を発表した。野球留学した京都国際高で長打力を発揮。2008年ドラフト4位で同校初のプロ選手として広島入りした。1軍出場なく13年限りで戦力外となるも帰国後、独立球団、ハンファとトゥサンでプレーした。通算成績は287試合、打率.2割1分7厘、16本塁打、59打点。

同選手のコメントなど ⇒ カープで5年プレーした京都国際高初のプロ選手 韓国での現役生活に32歳で幕を下ろす

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

LGツインズ戦は雨で中止になった。

⇒ 出た!安田権守(ロッテ)がプロ425打席目で初アーチ。さらに2号弾も

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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