【流行っている病気がわかる】感染状況MAPの活用法
秋~冬にかけて気をつけたいのは、インフルエンザなどの感染症です。
一度流行し始めると、学校や保育園であっという間に広まり「学級閉鎖」や「休校」になることもありますよね。
感染症には誰でもなるべくかかりたくないもの。
しかし、今どんな感染症に気をつけたら良いのかがわかれば、少しは予防ができるかもしれません。
そこで今回は、今流行している感染症が一目でわかる「感染状況MAP」についてご紹介します。
流行っている病気がわかる「感染状況MAP」とは?
毎日ニュースや新聞で地域の感染症・医療情報を確認できれば良いのですが、仕事や家事で時間がないという方も多いと思います。
そこで便利なのが「感染状況MAP」です。
これはNHKが提供しているサイトで、一目で現在の感染状況が確認できるMAPとなっています。
感染状況MAPで確認できる感染症
感染状況MAPで確認できる感染症は、以下の通り20種類以上あります。
- 新型コロナウイルス
- インフルエンザ
- 手足口病
- ヘルパンギーナ
- 感染性胃腸炎
- RSウイルス
- プール熱(咽頭結膜熱)
- みずぼうそう(水痘)
- 突発性発しん
- A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
- りんご病(伝染性紅斑)
- おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
- 梅毒
- エムポックス(サル痘)
- 風疹
- はしか(麻疹)
- はやり目(流行性角結膜炎)
- 急性出血性結膜炎
- 感染性胃腸炎(ロタウイルス)
- クラミジア肺炎
- 細菌性髄膜炎
- 無菌性髄膜炎
- マイコプラズマ肺炎
- 劇症型溶血性レンサ球菌感染症
- 百日咳
- 腸管出血性大腸菌感染症
- 日本紅斑熱
- 結核
感染状況MAPで確認できること
感染状況MAPのTOPページでは、子どもに多い感染症の前週比が表示されます。
今何が流行しているのかがわかるため、子どもの体調が悪いときの参考になりますよ。
それぞれの感染症MAPでは、全国の感染症数だけでなく、都道府県別に感染者の数が表示されます。
また、前週比が赤と青の矢印で表示されているため、感染状況が良くなっているのか悪くなっているのかがわかりやすいのです。
さらに、「感染状況(多い順)」「感染状況の推移」も見ることができます。
感染状況MAPの活用法
感染状況MAPは予防と応急処置の2つで活用することができます。
感染状況の予防
受験や学校行事の前には、感染症にかかるのは避けたいところ。
感染症の流行状況を事前に把握しておけば、
- マスクをつける
- 旅行やお出かけは控える
といった予防も可能です。
「絶対に休めない!」そんな時期には、感染状況MAPを活用するのがおすすめです。
感染状況の応急処置
子どもの体調が悪い場合、早めに病院を受診することが大切ですが、緊急の状況でない場合、病院へ行くまでの間に何らかの応急処置を行うこともありますよね。
しかし、症状から病気を特定するのは素人には難しいことがあります。
そんなときには、感染症の状況を把握するために感染症MAPの活用がおすすめです。
お住まいの地域(都道府県)で流行している感染症がある場合、その感染症にかかっている可能性が高くなります。
家族の体調が悪い場合、感染状況MAPをチェックすることで、地域の感染症の情報を得ることができ、何かしらのヒントにつながるかもしれません。
ただし、感染症の症状は似ていることが多いため、独自に判断をせず、悪化する前に病院で診てもらうことが最も重要です。