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【宮城県 松島町】待ちきれないあま〜い香り!老舗店の手作り豆腐ドーナツ [高城地区]

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

珈琲豆や焼きたてのパンなどを購入した後というのは、帰宅するまで「誘惑の時間」が流れるものだ。手元にある買いたての美味しい物たちから「ふんわり」と良い香りが漂い、ついつい待ちきれずに袋の中を覗き込んでしまうこともしばしば。
今回は、そんな衝動に駆られてしまった魅力的な「豆腐ドーナツ」をご紹介していこう!

そのドーナツを販売しているのは、宮城県松島町の高城地区にお店を構える「真壁豆腐店(まかべ とうふ てん)」。昭和の初めからずっと町内で豆腐店を営んでいる老舗店で、朱色の電柱で有名な「高城町商店街」(145号線)沿いに店舗がある。

高城町商店街とJR高城町駅へと繋がる横道の「T字交差点」そばに同店があり店舗には看板がしっかりと設置されているので、とてもわかりやすいのが嬉しい。周辺情報としては、店舗隣には「宍戸生花店」、向かい側には「ヘアーサロンワタリ」と「きむら食堂」がある場所だ。

お店のおすすめメニューは「秘伝豆の豆乳ソフトクリーム」とあったのだが、筆者は珈琲の次にドーナツに目がない人間のため「豆腐ドーナツ」を即買い(※おすすめメニューも気になるので別でご紹介予定)。
ドーナツは「ばら売り(1個ずつ)」または「5個セット」から選べるようになっていて、例えば友人と1個ずつ購入して食べ歩きをすることも可能。筆者は、5個セット(上記写真)を購入し、自宅でゆっくりと珈琲を淹れて食べようとお持ち帰りを選択。

さて、帰宅するまでの道中はというと、ドーナツを片手に小躍り状態。油で揚げたドーナツのあま〜い香りが、パッケージの隙間からふんわりと立ち上り『美味しそう〜!』という心の声がエコーのように鳴り響く。思わず途中でドーナツを覗き込み、ヒョイっと1個つまみたくほどだった。
帰宅後に念願のドーナツをつまみあげると、その感触は思った以上に「ふわふわ」で通常のドーナツよりもかなり柔らかめ。見事なきつね色に揚がったその姿は、余計なデコレーションを必要としない堂々とした貫禄があるように見える。

サイズ感は、大人の手のひらにすっぽりと入る大きさ。表面はカリッとというよりも抜群のしっとり感。その後に「豆腐」ゆえの心地良いふんわり感がくる。この「ふんわり」だが、米粉生地のような「ムッチリ・モッチリ」の柔らかさではなく、豆腐と小麦が生み出すスポンジケーキのような「ふかふか」とした柔らかさで、そして冷めても固くなりにくい。

やさしいクリーム色の生地は食べ進めるほどに甘味を感じて、油菓子特有のもたれるような後味の悪さは無し。'とても軽い'ので、筆者はあっという間に2個完食!柔らかく食べやすいので、年齢問わず喜ばれそうだ。

老舗豆腐店の手作り豆腐ドーナツ。とても素朴でシンプルだけど、その味わいは人々の胃袋をがっしりと掴むような貫禄の美味しさがある。きつね色に揚がったリングを、片手でガブリと行こうじゃないか。これが、うまいぞ!

店舗名:真壁豆腐店(まかべ とうふ てん)
商品名:豆腐ドーナツ
住所:宮城県宮城郡松島町高城字町158
営業時間:平日・土曜 9:00 - 18:00、日曜・祝日11:00 - 17:00
定休日:不定休
店舗公式SNS:気になった方はお店の公式フェイスブックを覗いてみよう!

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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