iPhone 5s/5cを1週間使ってみた
9月20日に発売となるiPhone 5s/5cを一足先に1週間使える機会を得た。
iPhone 5sは、入手したのがシルバー色ということもあり、見た目はiPhone5とほとんど変わらない。唯一、見た目の違いがあるとすればホームボタン。指紋認証機能が備わっており、あらかじめ指紋を登録しておけば、4桁の暗証番号を入力しなくても、指紋だけでロックを解除できる。実際にやってみたが、指を軽く触れるだけでロックが解除されるのでかなり便利だ。もはや、暗証番号入力には戻れないほどだ。さらにアプリや音楽を購入する際も、パスワードの入力が不要で、指紋をタッチするだけで買えるようになる。ちょっと未来っぽくて、とても格好いい。
また、地味ながらも大きな変化として注目しておきたいのがカメラ性能。iPhone5と同じ800万画素であるが、ひとつひとつセンサーが大きくなっており、暗闇での撮影に強くなった。実際に撮り比べても、iPhone 5sのほうが被写体をハッキリととらえることができている。飲み会やパーティなどでの撮影に威力を発揮しそうだ。
一方、iPhone 5cは、本体カラーが5色展開となり、カラフルなラインナップが特長だ。事前の報道では「プラスチック」で「廉価版」と言われており、安っぽいイメージが先行していたが、実際に触ってみると、全くそんなことはなく、むしろ「質感が高い」と驚いてしまうほどだ。このいい意味での「違和感」は是非とも店頭で実機を触って確かめてもらいたい。
とにかく、カジュアルな存在なので、気軽に持ち歩けるというのが嬉しい。スマホというと、ちょっとかしこまったイメージがあるが、iPhone 5cはガラケーのような親しみやすい色使い、質感になっており、これまでスマホを使ったことのない人でも、気軽にデビューできそうな雰囲気を持っている。
機能面においては、従来のiPhone5とほぼ同等なので「スペックや性能よりも見た目」を重視する人に最適だろう。
また、今回のiPhoneからNTTドコモが取り扱いを開始。KDDIではプラチナバンドLTEに対応するようになった。実際、駅ビルやホテルの中で、従来のiPhone5と比較してみたが、iPhone5で3Gしか入らないところでも、iPhone 5cならLTEが受信できた。プラチナバンドによりLTEのエリアが格段に広くなったという面でも注目に値すると言えるだろう。