我々はアメリカのスクールバスをDIYでキャンピングカーにして日本中を巡っています。

正直気になるお金事情

アメリカ製の車、特に大型のキャンピングカーやスクールバスで日本を一周と聞くと多くの人が最初に思い浮かべるのはその「燃費」と「ガソリン代」ではないでしょうか？今回は私たちのスクールバスでの旅の気になる経済的な側面を暴露していきたいと思います！

燃費について

私たちのスクールバスは、1980年代に実際にカリフォルニアを走っていたスクールバスです。ベースはシボレーのシェビーバンで、窓ガラスが4枚のベリーショートというサイズなので、パッと見は大きく見えますが、長さは意外と3.3mとハイエースワゴンなどよりコンパクトなんです！ですが、やはりアメ車は新しい日本の車に比べると燃費がかなり悪いです。実際、正確ではないですが平均すると4.4km/ℓくらいです。一般的なコンパクトカーやハイブリッド車がリットルあたり約15km以上を誇ることを考えると、その差は歴然としていますね。

ガソリン代の実情

日本国内のガソリン価格は地域によって異なりますが、大体1リットルあたり140円から170円の範囲で推移しています。ここ数年はかなり高騰していて、190円の場所をみかけたりもしました。（ちなみにこの車はレギュラーガソリンを入れています。）バスのタンクは大きく、最大120ℓ入るので、1度に入れるガソリンは多いと100ℓを入れることもあります。したがって、一度の給油で約14,000円から17,000円の出費となります。

年間でかかるガソリン代

年間でどれくらいのガソリン代がかかるのか、具体的な計算をしてみましょう。年間走行距離を20,000kmと仮定します。平均的なガソリン価格を155円（140円と170円の中間値）とし、最悪のケースとして190円も考慮に入れます。

• 平均燃費がリットルあたり4kmと仮定して、年間20,000kmを走行すると、必要なガソリンの量は5,000ℓです。
• ガソリン価格が155円の場合、年間のガソリン代は5,000ℓ x 155円 = 775,000円になります。
• ガソリン価格が190円の場合、年間のガソリン代は5,000ℓ x 190円 = 950,000円になります。

旅中はあまりお金の事を考えないようにしていたのですが、数字にするとなかなかすごい額ですね。実際、あまりにもガソリンが高いときは長距離移動しない時期もあったので、年間20,000kmも移動したかというとそうでもないような気がします。（あくまで参考までに）

総合的なコストとその価値

確かに、アメ車での旅は経済的な観点から見ると高額です。しかし、この旅がもたらす経験はそれをはるかに上回る価値があります。毎日違う景色、出会い、発見があるこの旅は、単なる移動以上のものを私たちに与えてくれます。何より快適な広さと生活のしやすさとしては最高ですし、毎日の宿代と移動費と考えたら仕方がないかなと思います。また、この車を見て感動してくれる子供たちや親世代の方々、地方のいろんな方との繋がりや話のきっかけになることを考えたらそれなりの価値はあると思います。

いかがでしたか？

アメリカ製の車で日本一周と聞くと、多くの人がガソリン代や燃費の悪さに目が行きがちですが、それでもこの旅を選んだのには理由があります。豊かな経験と、日々の冒険が、すべてのコストを正当化してくれるのです！
あなたも、いつかはこんな旅をしてみませんか？